住宅用建材の大手メーカーである株式会社ノダが、2020年1月15日に2019年11月期の連結決算を公表いたしました。発表された内容によると、最終的な儲けを示す純利益は前の期と比べて27%減少し、23億円にとどまったことが明らかになっています。このニュースに対してSNS上では、住宅業界を取り巻く環境の厳しさを懸念する声が多く上がっていました。
利益が大きく目減りしてしまった最大の要因は、東南アジアから仕入れている「輸入合板」の取引価格が上昇し、製造コストを直撃したことにあります。合板とは、薄く削った木の板を何枚も接着剤で貼り合わせた木材のことで、住まいづくりには欠かせない重要な基礎資材です。この調達費用の高騰に加えて、国内における物流トラックの不足などによる輸送費のコストアップも、同社の経営を大きく圧迫いたしました。
さらに、前の期に発生していた一時的な利益である「特別利益」が今回は消失したことも、減益の印象を強める結果となっています。一方で、本業の調子を示す売上高に目を向けると、前の期比で2%増加の678億円に達しました。これは、2019年10月に実施された消費税率引き上げを前に、駆け込みで新築の戸建て住宅を建てる人が急増した恩恵を大きく受けた形です。
お部屋の印象を左右するフローリングといった内装建材の販売が好調だったことは、同社にとって非常に明るい材料と言えるでしょう。ネットの反応を見ても、逆風の中で売上を伸ばした企業の底力を評価するポジティブな意見が散見されます。原価の上昇という世界規模の課題を乗り越え、いかにして利益率を回復させていくのか、今後のノダの戦略から目が離せません。
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