世界中で巻き起こる日本食ブームの波に乗り、私たちの身近な地酒が今、海を渡ろうとしています。埼玉貿易情報センター(通称:ジェトロ埼玉)は、2020年2月上旬に海外の有力な酒類バイヤーを招致し、埼玉県産のお酒を売り込む大規模な輸出商談会を開催します。これは地元の酒造メーカーにとって、世界に羽ばたく絶好のチャンスになるでしょう。
SNS上でもこの取り組みは大きな話題を呼んでおり、「埼玉に美味しい酒蔵がたくさんあることを知ってほしい」「世界に誇れる銘柄がブレイクするかも」といった期待の声が続々と寄せられています。東京五輪・パラリンピックの開催を控えた絶好のタイミングであり、国内外からの注目度が最高潮に達する中での見事な仕掛けだと言えます。
世界5カ国からバイヤーが集結!濃密なツアー型商談の中身
今回のプロジェクトでは、フランスやシンガポールをはじめとする世界5カ国から、計6人のバイヤーが2020年2月2日に来日する予定です。一行は県内の酒蔵やワインの醸造所を直接巡り、生産者のこだわりや地域の風土を肌で感じることになります。さらに川越市内での個別の商談会や親睦を深めるレセプションも用意されており、非常に密度の濃いスケジュールです。
滞在期間中の2020年2月5日には、さいたまスーパーアリーナで開催される「農と食の展示・商談会」の視察も組み込まれています。こうした地域の食文化に丸ごと触れられる先進的な試みは、ただお酒を試飲するだけの商談よりも、バイヤーの心に深く刺さるに違いありません。
出荷量は全国トップクラス!課題を乗り越えブランド化へ
実は、埼玉県は全国でも指折りの日本酒出荷量を誇る「隠れた酒どころ」であることをご存じでしょうか。財務省などのデータによると、日本産酒類の海外輸出額は2018年に前年比で13%も増加しており、市場はまさに右肩上がりで成長しています。しかし、埼玉県産の地酒はその実力に反して、これまで海外へのアピールが十分に行き届いていませんでした。
知名度やブランド力の向上という壁を打破するため、2019年11月に新設されたジェトロ埼玉の強固なネットワークがフル活用されます。編集部としては、優れた品質を持ちながら埋もれていた埼玉の酒が、この商談会を機に一気に国際的な評価を獲得することを確信しています。地域の伝統産業が世界ブランドへと脱皮する、歴史的な第一歩から目が離せません。
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