【千葉県農業の復興】台風被害100億円からのV字回復へ!規格外野菜「チバベジ」や週末農業学校など、官民一体の胸熱な支援プロジェクトが始動!

2019年は千葉県にとって、相次ぐ自然災害に見舞われた試練の年となりました。特に大型台風や豪雨がもたらした農林水産業へのダメージは深刻で、被害総額は450億円を超えています。農作物だけでも111億円に上り、多くの農家が存続の危機に瀕しているのが現状です。しかし、そんな逆境を跳ね返そうと、今、千葉の農業を元気にするための心温まる支援の輪が次々と広がっています。SNSでも「千葉の野菜を食べて応援したい」「素晴らしい取り組み」と感動の声が溢れているようです。

甚大な被害の中でも、特に台風15号による打撃はすさまじく、農作物被害の9割以上を占めています。作物の種類別で見ると、ニンジンが22億円、トマトが12億円となっており、食卓でお馴染みの野菜たちが大きな痛手を受けました。県によると、まだ把握しきれていない損害もあり、数字はさらに膨らむ恐れがあるそうです。落胆から離農を考える生産者も現れる中、地域の産業を守り抜き、以前よりも魅力的な農業へと進化させるための「V字回復」への挑戦が始まっています。

傷がついて市場に出せない規格外野菜を救うため、2019年10月に一般社団法人「野菜がつくる未来のカタチ」が設立されました。流通ルートに乗らない被災農作物を買い取り、飲食店へ届ける活動を展開しており、これまでの販売量は5トンを超えています。さらに2020年1月からは、これらの野菜をピクルスなどに加工した新ブランド「チバベジ」の展開もスタートします。加工品にすることで、見た目の美しさを気にせず、野菜本来の美味しさを長期間楽しめるのが魅力ですね。

この「チバベジ」の魅力を発信するため、2020年1月20日からはJR千葉駅近くの商業施設「ペリエ千葉」に、期間限定のポップアップストアがオープンします。売れ行き次第では常設店舗化も視野に入れているとのことで、お買い物のついでに気軽に復興支援ができる絶好の機会になりそうです。単に元の状態に戻すだけでなく、災害前よりも魅力的な農業環境を整えることで、農業を諦める人を減らしたいという主催者の熱い想いが、SNSでも多くの共感を呼んでいます。

また、人手不足と高齢化に悩む現場へ新しい風を吹き込む試みも始まります。南房総市の企業「オンザファーム」は、2020年2月から社会人向けの週末農業学校「ハタケアカデミー」を開校する予定です。自社農場を舞台に、道具の使い方から実践的なノウハウまでを1年かけてじっくり学べる仕組みとなっています。講師は実際に新規就農を経験したプロが担当するため、リアルな知識が身につくのが特徴です。2020年4月には、就農を支えるWEBサイトも開設されます。

さらに、誰もが知る大手の食品メーカーもこの復興の動きを強力にバックアップしています。「ミートボール」などで有名な石井食品は、市原市のブランド野菜「姉崎ダイコン」を使ったソースのハンバーグを期間限定で売り出しました。実はこの大根、台風15号で一度は全滅の危機に陥ったものの、農家の方々が諦めずに再び種をまいて育て上げた奇跡の野菜なのです。同社は2019年末にも県内産おせちを販売し、収益の一部を寄付するなど、農家との強い絆を示しています。

生産者がいなければ食品メーカーも成り立たないという「一心同体」の覚悟を持った企業の支援は、本当に心強いものだと感じます。甚大な被害を前にしても、知恵を絞り、手を取り合うことで、ピンチをチャンスに変える新しい農業のカタチが見えてきました。消費者である私たちも、千葉県産の美味しい食材を積極的に購入したり、お店に足を運んだりすることで、この復興のバトンを繋いでいきたいですね。みんなの応援が、きっと千葉の農家の方々の笑顔と活力に変わるはずです。

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