青い海と美しい島々を渡る風を感じながら走る「しまなみ海道」が、今まさに熱い注目を浴びています。愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶ約70キロメートルのこのルートは、国から「ナショナルサイクルルート」という日本を代表する自転車道としてお墨付きを得ました。これにより、観光の活性化や地域再生への期待が最高潮に達しているのです。SNS上でも「一生に一度は走ってみたい」「瀬戸内の絶景を五感で楽しみたい」といった感動の声や憧れを語る投稿が溢れており、世界中のファンを魅了し始めています。
その人気を裏付けるように、サイクリストに寄り添った魅力的な拠点が次々と誕生しています。海道のほぼ中央に位置する大三島では、2019年に「IKIDANE HOSTEL&CAFE SHIMANAMI」がオープンしました。宿泊や食事ができるこの施設には、すでに約50の国や地域から旅行者が訪れており、その半数以上が欧米からのゲストという国際色豊かな空間です。2020年1月からは電動アシスト自転車のレンタルも開始され、体力に自信のない方でも気軽に絶景を楽しめる環境が整えられています。
さらに、2020年3月には新たな宿泊・休憩施設が誕生する予定です。この施設は、都会から家族で移住した「Iターン」の起業家が手掛けており、近くの桟橋を活用した海上タクシーの発着拠点も目指しています。約13人の地域雇用を生み出す計画もあり、観光だけでなく地元の活性化にも大きく貢献するでしょう。島に移り住んで新しい風を吹き込む人々が増えることは、地域の未来を明るく照らす素晴らしい動きであり、私自身もこの温かい挑戦を心から応援したくなります。
誰もが楽しめる「e-BIKE」と海を渡る「サイクルシップ」の登場
しまなみ海道を訪れるサイクリストは年間30万人を超えており、レンタサイクルの利用者も年間13万人に達しています。この勢いをさらに加速させるため、2019年夏からはスポーツタイプの電動アシスト自転車「e-BIKE」のレンタル実証実験が始まりました。これにより、坂道の多い島々でも誰もが快適にペダルを踏み込めるようになり、サイクリングの裾野が広がっています。最先端の技術を取り入れた自転車の普及は、スポーツの枠を超えた新しい旅のスタイルとして定着していくに違いありません。
海をダイナミックに活用した驚きの新プロジェクトも進行中です。地元の企業が2020年末頃の完成を目指して、40台から50台の自転車をそのまま載せられる専用の「サイクルシップ」を建造しています。これによって、今治からお気に入りの島まで船でワープするようなスムーズな移動が可能になるでしょう。鉄道や船が連携したシームレス(途切れのない快適な状態)な交通網ができれば、しまなみ海道の旅はより自由で、忘れられない特別な体験へと進化するはずです。
瀬戸内海の持つポテンシャルは、もはや一つの街道にとどまりません。近隣の5県が連携し、全長800キロメートルにも及ぶ巨大なサイクリングルート構想が始動しています。2019年11月にはシンポジウムが開催され、熱い意見交換が行われました。しまなみ海道での成功体験をベースに、日本を代表する一大観光エリアへと発展していく姿には胸が躍ります。日常を忘れて五感を満たす瀬戸内の旅へ、あなたも出かけてみませんか。
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