6歳でゴルフの世界に飛び込んだ私ですが、当時は非力だったこともあり、野球のバットを握るようなテンフィンガーグリップからスタートしました。その後、中学入学を機にタイガー・ウッズ選手への憧れもあってインターロッキンググリップへと移行し、現在に至るまで多くのスタイルを試してきました。いろいろな握りを経験したからこそ分かるのですが、指を絡めるインターロッキングは、雨や汗でグリップが滑りやすい環境でも安定感が高く、両手の一体感を生み出すのには最適な手段だと感じています。
グリップにおける私のこだわりは、左手をしっかり握り、右手をやや緩めにすることです。左手はナックルが2つ見える程度のフックグリップ気味に構え、親指はシャフトにそっと添えるだけに留めています。特に注意しているのは、親指に力を込めて押し付けないことです。親指以外の指でしっかりとホールドするイメージを持つことで、クラブと自分自身の距離がぐっと縮まり、まるで体の一部のように感じられる一体感が生まれるのではないでしょうか。
グリップを見直して理想のスイングへ
調子が悪いときほど、無意識のうちに親指へ余計な力が入ってしまうものです。グリップはクラブと体が繋がる唯一の場所であり、スイングの精度を左右する要といえます。だからこそ、常に「気持ちよく握れているか」をチェックすることが大切です。プロアマ大会でアマチュアの方々にアドバイスする際も、まずは親指の力を抜くことから始めていただきます。強く握りすぎてしまうと、どうしても腕や肩に不要な緊張が伝わってしまうからです。
もし力が入りすぎていると感じたら、クラブを両手の下側で支えるように持ってみてください。そうすることで肘から先がリラックスし、体全体の回転がスムーズになるはずです。実際に、周囲のプロゴルファーを見渡しても、強く握っている選手はまず見かけません。強く握るのではなく、クラブを浮かせた際にもしっかりと支えられる感覚を持つこと。この些細な意識の変化が、皆様のゴルフをより快適で質の高いものへと変えていくことでしょう。
SNS上でも「グリップの力を抜くのが一番難しい」という声は多く、多くのゴルファーが共通の悩みとして抱えています。しかし、逆に考えればグリップさえ適正になれば、それだけで上達のスピードが格段に上がるという証明でもあります。皆さんもぜひ、一度ご自身のグリップを見つめ直してみてはいかがでしょうか。
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