アメフト界の新たな挑戦者!オービック李卓選手がカナダプロリーグへの切符を掴む

2020年2月1日に川崎市内で行われた「ジャパン・グローバル・コンバイン」。これは、アメリカンフットボールの日本代表選手選抜と同時に、カナダのプロフットボールリーグである「CFL(カナディアン・フットボール・リーグ)」への参戦を目指す選手たちの選考会です。この注目の場において、オービックに所属するRB(ランニングバック)の李卓選手が、見事に合格を果たしました。

本来であれば合否の通知は2月中旬頃と見込まれていましたが、今回は異例の即日発表となりました。選考を担当したCFLのスカウティング・ディレクター、グレッグ・クイック氏は、選考の理由について「まずはバック陣から選考をと考えました。その中で李選手は優れたスピードを誇り、さらにレシーバーとしての技術も兼ね備えています。何より、質の高いプレーを継続できている点が魅力です。CFLの各チームにとっても大きなアピール材料になるでしょう」と高く評価しています。

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険しくも輝かしいプロへの道

この知らせを受けた李選手は「すぐに発表されるとは思っていませんでした」と驚きを隠せない様子でしたが、「驚きよりも安心感の方が大きいです。ここは絶対に通過するつもりで臨んでいましたから」と、力強くうなずきました。かねてより海外のプロリーグ挑戦を続けてきた彼にとって、今回の合格はさらなる夢への大きな一歩といえるでしょう。SNS上でも、フットボールファンからは「日本のスピードスターが世界へ!」「この挑戦に勇気をもらえる」といった、期待と応援のコメントが溢れています。

ただし、今回の合格は、あくまでカナダや米国籍以外の選手を対象とした「CFLグローバル枠」の選考会(2020年3月26日から28日にトロントで開催)への参加資格を得たに過ぎません。CFLの正式な選手として契約を結ぶには、この選考会で圧倒的な運動能力を示し、4月に行われるドラフト会議での指名が必要です。さらに、その後のキャンプやプレシーズンゲームという厳しい競争を勝ち抜き、最終的な登録メンバーに残らなければならないという、まさに険しい道のりが待っています。

頂点を目指す強靭な意志

李選手自身も、このプロへの道のりが一筋縄ではいかないことは痛いほど理解しています。今回のトライアウトにおける40ヤード走(約36.6メートルを走るタイム)の結果は4.6秒でした。彼自身が目標としていた4.5秒には届かなかったものの、悔しさをバネに次を見据えています。「3月の選考会では4.4秒を記録したいです。そのために必要なトレーニングを徹底していきます」と、測定数値の向上に向けた具体的な強化プランを口にしました。

私個人としても、彼の貪欲なまでの向上心には心を打たれます。目標が「アメリカのNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)」という世界の頂点であるという点も、フットボールの本場に挑み続ける日本人選手として非常に誇らしい限りです。「ここで結果を出し、自分ができることを証明したい。必ずプロのフットボーラーになります」と語る彼の姿は、多くの挑戦者たちに夢を与えるものでしょう。カナダをステップとして、さらなる高みへ羽ばたく李選手の今後の活躍から、目が離せません。

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