🏆【世界シェア首位】クボタが小型ショベル「ミニバックホー」の増産を3年前倒し!北米需要爆発で生産体制を大刷新へ!

建設機械(建機)の分野で、世界シェア首位を誇るクボタの小型ショベルが、想定を上回るペースで需要を拡大させています。特に、主力市場である北米の住宅建設やインフラ整備における需要が非常に旺盛なため、同社は主力製品である小型ショベルの増産計画を、なんと当初の予定から3年も前倒しして実行する運びとなったのです。

この増産対応の中心となるのは、クボタが建機の主力拠点としている枚方製造所(大阪府枚方市)です。同製造所では、小型ショベルを「ミニバックホー」と呼称していますが、2019年12月期にその生産台数を前期比で約2割増の年間4万5000台にまで引き上げることを目指しています。もともとこの4万5000台達成は2022年12月期の目標とされていたことから、いかに現在の市場の勢いが強いかが分かります。

このような急激な増産を可能にするため、枚方製造所では、生産工程の自動化と作業者の増員という二つの柱で体制を強化しています。具体的には、車台(フレーム)やアームといった金属部品の溶接作業に、最先端のロボット技術を導入しているのです。特にアームの溶接工程では、部品をつかむハンドリングロボットと溶接ロボットを組み合わせた「作業セル」を2019年6月に導入します。これにより、溶接後の部品の熱ひずみを最小限に抑えるなど、品質を保ちながら生産性を高めています。

この作業セルには無人搬送車(AGV)が部品を自動で供給するため、溶接工程がほぼ完全自動化される見通しです。AGVとは、_Automatic Guided Vehicle_の略称で、磁気テープやレーザー誘導などによって設定されたルートを自動で移動し、工場内の資材や製品を運搬するシステムを指します。また、車台の製造においても、溶接からプレス加工、さらにボルト用の穴あけ作業をマシニングセンターという複合的な機械で自動化するなど、タクト(生産ペース)の向上と段取り作業の手間削減に力を入れています。マシニングセンターは、金属などの加工に必要な様々なツール(切削工具)を自動で交換しながら、一つの機械で複数の加工を連続して行うことができる高性能な工作機械のことです。

この自動化による効率向上に加え、組み立てラインの作業者も現在の200人強から約1割増加させる計画です。しかし、新規の採用が難しい状況を鑑み、中国にあるクボタの自社工場から実習生を30人程度受け入れることで、この増員に対応するということです。また、部品の塗装ラインも昼夜の2交代制を導入し、生産能力の増強を図ります。

クボタの小型ショベル「ミニバックホー」は、小回りが利くという特性から、都市部での住宅建設やインフラ整備といった狭い現場で大いに活躍しています。世界シェア首位の理由として、キャビン(運転席)に土ぼこりが入りにくい構造を採用するなど、オペレーターが快適に作業できる点が高く評価されています。北米市場の好調さが特に際立っており、米業界団体のAEMのデータによると、車体重量8トン以下のショベルの米国販売台数は、2019年1月~3月期で前年同期比約3%増となっており、伸び率は緩やかになっているものの、今後も堅調な成長が期待される状況です。

一方で、欧州市場は先行きに不透明感があり、需要が縮小する可能性が示唆されていますが、クボタとしては、販売網の拡充や新製品の投入によって、この需要減退を跳ね返す戦略を立てているようです。同社の建設機械製造部長である金本吉郎氏は、今後の課題として塗装工程のさらなる効率化を挙げています。3年後には老朽化した設備の更新を検討しており、「ロボットで塗装しやすいよう部品の形状から見直す」と述べており、現在は60%~70%である自動化率をさらに引き上げる方針です。

今回のクボタの思い切った増産前倒しは、世界的な建設需要、特に北米市場での底堅い成長に対する同社の自信の表れと言えるでしょう。高性能で快適な作業環境を提供するクボタのミニバックホーは、世界中の建設現場で今後ますます存在感を高めるに違いありません。この積極的な生産体制の強化によって、2019年12月期の建機事業の売上高は、前期より1割以上増加の3300億円程度にまで達する見込みです。世界首位のクボタが、今後どのようにその地位を強固なものにしていくのか、注目が集まっています。

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