サントリー金麦ゴールド・ラガーが首位!2019年上半期の新製品売れ筋ランキングとビール系飲料の最新トレンド

2019年上半期の酒類市場を振り返ると、私たちの生活に身近なビール系飲料が圧倒的な存在感を放っています。日経新製品売れ筋ランキングによれば、上位10商品のうち、なんと8商品をビール系飲料が占めるという驚きの結果となりました。その頂点に輝いたのは、サントリーホールディングスの「金麦〈ゴールド・ラガー〉 350ml×6缶」です。SNSでは「これまでの第3のビールとは思えない満足感がある」といった声が相次いでおり、自宅での晩酌を重視する層の心をがっちりと掴んでいます。

2019年2月5日に発売されたこの商品は、従来の「金麦」が持っていた優しくまろやかなイメージを覆す、力強い飲み応えとコクを最大の武器にしています。ここで言う「第3のビール(新ジャンル)」とは、麦芽比率の低い発泡酒に別のアルコール飲料を混ぜたり、麦芽以外の原料を使用したりすることで、お財布に優しい価格を実現したカテゴリーを指します。今回のヒットは、本格的なビールの苦みやメリハリを求める消費者のニーズが、より低価格なジャンルへと移行していることを如実に物語っているでしょう。

惜しくも2位となったのは、2019年1月29日に登場した「アサヒ 極上〈キレ味〉 350ml×6缶」です。こちらも麦100%にこだわった第3のビールであり、キレの良さを追求した味わいが多くのファンを獲得しました。上位を争うこれら2つの商品は、いずれも「ビールにより近い体験」をいかに安価に提供できるかという点で競い合っています。消費者の選別眼は年々厳しくなっており、ただ安いだけでなく、専門店で飲むような納得のいくクオリティが求められる時代へと突入したと言えるはずです。

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レモンサワー旋風と多角化する家飲み市場の行方

ランキングの5位と8位には、それぞれ「こだわり酒場のレモンサワー」の350ml缶と500ml缶がランクインを果たしました。2019年3月5日に缶タイプとして新発売されたこの商品は、前年にヒットした瓶入りリキュールの勢いをそのままに、空前のレモンサワーブームを象徴する存在となっています。SNSでも「まるでお店で飲むような、甘くないスッキリした味」と評価が高く、食事と一緒に楽しむ食中酒としての地位を確立しました。この動きからは、ビール一辺倒ではない多様なアルコールの楽しみ方が広がっている様子が伺えます。

こうした状況を編集者の視点で分析すると、2019年の消費者は「本物志向」と「コストパフォーマンス」の絶妙なバランスをこれまで以上に重視していることが見えてきます。かつての安かろう悪かろうという妥協の選択ではなく、自分の好みや気分に合わせて、納得のいく一杯を選び抜くという主体的な姿勢が感じられるのです。企業側もその期待に応えるべく、技術の粋を集めてビールの再現度を高めたり、居酒屋の味を家庭で手軽に再現できる工夫を凝らしたりしており、市場全体が非常に活性化しています。

今後も節約志向は続きつつも、自分へのちょっとしたご褒美としての「質の高いお酒」への需要は衰えることはないでしょう。サントリーの金麦ゴールド・ラガーが見せた力強い躍進は、今後登場する新製品にとって一つの指標となるに違いありません。多様化するニーズの中で、次に私たちの喉を潤し、心を豊かにしてくれるのはどのような革新的な一杯になるのでしょうか。2019年後半戦も、各メーカーによる熱い新製品開発の競争から目が離せそうにありません。

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