サッポロビールが白ワイン8万本を自主回収へ!「ベリンジャー」でコルクが飛ぶ恐れ、酵母がもたらした予期せぬ微発泡の謎

ワイン愛好家の皆様にとって、夕食の一杯は至福のひとときですが、現在お手元のボトルを確認していただきたいニュースが入ってきました。サッポロビール株式会社は、2019年08月06日に、輸入販売を行っている白ワイン「ベリンジャー カリフォルニア・シャルドネ 2017」の自主回収を決定したと公表しています。今回、回収の対象となっているのは、2018年08月28日から出荷された合計8万4132本という膨大な数にのぼります。

事の発端は、2019年07月29日にある購入者から寄せられた「飲んだ時に炭酸のような刺激を感じる」という貴重な指摘でした。同社が詳細な調査を進めたところ、本来の製造工程で完全に除去されるはずの「酵母」が一部の商品に残留していたことが判明したのです。酵母とは、糖分を分解してアルコールと二酸化炭素を作る微生物のことですが、これが瓶の中で活動を続けてしまったことが今回のトラブルを引き起こした直接的な原因となります。

瓶内で酵母が生き続け、意図しない「再発酵」が起こると、発生した二酸化炭素によって瓶の内部の圧力が急激に高まってしまいます。その結果、開栓時や保管中にコルク栓が勢いよく飛び出す危険性が生じるため、同社は安全を最優先に考えて回収の判断を下しました。SNS上では「開けるのが怖いが、中身は大丈夫なのか」といった不安の声が上がっていますが、幸いなことに中身を飲用しても健康への影響はないと説明されています。

編集者の視点から申し上げますと、この「ベリンジャー」は非常にファンが多い名門ブランドだけに、今回の事態は非常に残念でなりません。しかし、本来は発泡性ではないワインが炭酸を感じさせる状態というのは、品質管理の面で見過ごせない異変です。消費者の異変にいち早く反応し、大規模な回収に踏み切った企業の姿勢は評価すべきでしょう。お買い求めになった方は、ラベルのヴィンテージと銘柄を今一度しっかりとチェックすることをお勧めいたします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました