🍌【速報】バナナの卸値が前年比1割安に!5月の異常な暑さが招いた意外な「需要鈍化」の波紋と今後の見通し

2019年6月現在、私たちの食卓でおなじみの果物であるバナナの価格が、例年よりも安価で推移していることが明らかになりました。東京・大田市場におけるフィリピン産のバナナの卸値は、1カートン(約13キロ)あたり2,500円程度となっており、これは前年と比べておよそ1割も安い水準です。値下がりを招いた最大の要因は、予想外の「需要の鈍化」にあると言われています。

バナナは、その濃厚な甘さとねっとりとした食感から、一般的に日中の気温が摂氏20度前後で過ごしやすい「春」や「秋」に消費が増える傾向があります。ところが、今年は5月が例年よりも気温が高く推移し、地域によっては「猛暑日」を記録するほどの異常な暑さとなりました。これにより、消費者の嗜好が変わり、バナナとは対照的な、みずみずしい食感を持つスイカなどの夏向けの果物へと需要がシフトしてしまったのです。

大田市場の仲卸業者である松正様の声からは、「産地での病気などにより出荷量は減っているにもかかわらず、それ以上に消費者の需要が鈍い」という、異例の状況がうかがえます。これは、供給側(バナナの生産・輸入)の減少要因があったとしても、それを上回る需要の低迷が価格を下押ししていることを示しているでしょう。スーパーの店頭価格もこの流れを受け、1袋(3~4本入り)あたり170円前後と、やはり前年より1割ほど安くなっているとのことです。

この需要の変化は、具体的な販売データにも表れています。例えば、スーパーのいなげや(東京・練馬)では、2019年6月上旬のバナナの売上額が前年比でおよそ1割減少しました。その一方で、キウイやスイカといった、涼しさを求める夏場に消費が伸びやすい品目の売上額は、なんと1割から2割ほど増加しています。このことから、消費者がいかに季節の変わり目の「暑さ」に敏感で、求める食品を瞬時に切り替えているかが分かります。

この現象は、単なる価格の変動というだけでなく、気候変動が私たちの食生活や経済に及ぼす影響の大きさを示唆していると言えるでしょう。異常気象が常態化する現代において、食品の流通業者は、季節の先取りや天候に合わせた柔軟な仕入れ・販売戦略をより一層求められる時代になったと、私は考えます。私たち消費者にとっては、今がバナナをお得に購入できるチャンスですが、この需要の偏りがいつまで続くのか、今後の動向に注目する必要があるでしょう。

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