岡山が現代アートの聖地へ!ストライプ石川社長が描く「20年計画」の壮大な街づくり

2019年11月07日、岡山を世界的なアートの街へと変貌させる「岡山アートシティ構想」が本格的に動き出しました。このプロジェクトの指揮を執るのは、アパレル大手ストライプインターナショナルの社長であり、石川文化振興財団の理事長も務める石川康晴氏です。20年という長い歳月をかけて、街中にアーティストが手がけたホテルや美術館を増設し、地域全体を芸術の拠点にするという、まさに壮大な挑戦が始まっています。

SNSでは「岡山が直島のようなアートスポットになるのが楽しみ」「宿泊費は高いけれど、一度は泊まってみたい」といった期待の声が寄せられています。特に2019年10月に市街地へ突如出現した2棟の独創的な建物は、道ゆく人々の視線を釘付けにしました。これらは単なる宿泊施設ではなく、建物そのものが一つの作品として完成された「アート型ホテル」なのです。

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世界的な作家と建築家が共演する「一軒家ホテル」の衝撃

新たに誕生したホテルの1棟は、「CLT工法」という最新の木材加工技術を駆使した3階建ての建物です。CLTとは、木の板を層ごとに方向を交互に重ねて接着した厚型パネルのことで、断熱性や耐震性に優れた次世代の建築資材として注目されています。この建物はフロアが互い違いに配置された複雑な構造を持ち、外壁には地球温暖化を予見した学者の数式が刻まれるなど、知的好奇心を刺激するデザインとなっています。

もう1棟のホテルは、2軒の古民家を連結させた趣ある佇まいが魅力です。日本を代表する大名庭園「後楽園」を一望できる浴室を備えており、伝統と現代美術が見事に融合しています。これらのホテルは基本的に1日1組限定の貸し切りスタイルで、宿泊費は12万円前後と高価ですが、アート作品の中に身を投じて過ごす時間は、他では味わえない唯一無二の体験となるでしょう。

私個人の意見としては、こうした「高付加価値」な観光資源の創出こそが、地方都市の生き残る道だと確信しています。単なる安価な宿泊施設を増やすのではなく、世界中の富裕層やアートファンを惹きつける「ここでしかできない体験」を提供することに、この構想の真髄があります。行政では踏み込みにくい「未評価の現代美術」に民間の力で光を当てる姿勢は、非常に理にかなった戦略ではないでしょうか。

行政との連携で加速する「アートの街」への脱皮

岡山市の大森雅夫市長も、現代アートを街づくりの新たな要素として歓迎する意向を示しています。市は、2016年のアートイベントで制作されたビル壁面の英文表記やカラフルな排気塔などを、屋外広告物条例の「適用除外」として特別に保全することを決定しました。本来なら撤去されるはずの展示が街の風景として定着し、新たな観光名所として育ち始めている事実は、官民連携の成功例と言えるでしょう。

石川理事長は今後、現代美術に特化した2棟の美術館建設も計画しており、総工費は40億円にものぼる見込みです。100年先の人々に評価されるものを作りたいという彼の情熱は、岡山大学への寄付講座開設や交流ホールの寄贈といった教育分野にも及んでいます。2019年11月07日現在、岡山は単なる歴史都市から、未来を創るアートシティへと、確かな一歩を踏み出したばかりです。

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