新潟市民が愛してやまない伝説のB級グルメをご存じでしょうか。新潟市の中心地、万代シテイのバスセンタービル内にある「万代そば」が提供する、通称「黄色いカレー」です。この熱狂的なファンを持つ名物の味を忠実に再現した「バスセンターのカレーせんべい」が今夏、ついに誕生しました。
この新商品は、土産物卸を営む新潟交通商事と、「ばかうけ」などのヒット作で知られる米菓メーカーの栗山米菓がタッグを組んで開発したものです。2019年08月上旬に発売されてから約3カ月が経過しましたが、県内約150カ所の販売店で予想を上回る大ヒットを記録しています。
本家のレシピは1980年代後半から一切変えられていないという徹底したこだわりがあります。そのため、せんべい化にあたっても「万代そば」の厳格な監修が入りました。試行錯誤を繰り返すこと約半年。揚げせんべいならではの香ばしさと、あの独特なスパイス感が絶妙にマッチした逸品が完成したのです。
SNSでは「あの黄色いカレーの味が本当によく再現されている」「パッケージが目立つからつい手に取ってしまう」といった投稿が相次ぎ、早くも話題沸騰中です。レトロでどこか懐かしい、あの鮮やかな黄色のパッケージが売り場でも強烈な存在感を放っていることも、人気に拍車をかけているのでしょう。
専門用語として「B級グルメ」という言葉を使いましたが、これは贅沢な食材を使う高級料理とは異なり、安価で日常的に親しまれる地域特有の料理を指します。今回の商品は、まさにその魅力を手軽に持ち運べる形にしたものであり、新潟観光の新しい選択肢として定着していくことは間違いないでしょう。
筆者の個人的な見解としては、地域の名物を行列に並ばずともお菓子で味わえる試みは、地方創生において非常に有効な手段だと考えます。新潟が誇る「米菓技術」と「食文化」が融合したこのせんべいは、お土産としてはもちろん、自分へのご褒美としても買い占めたくなるほどの完成度を誇っています。
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