地方銀行大手の八十二銀行が、2019年6月27日までに国内にある全営業店140カ所に人工知能(AI)翻訳機を導入したことを発表しました。この革新的な取り組みは、増加する外国人顧客へのサービス向上と、営業店の業務効率化を大きく後押しするものです。音声を認識し、即座に自動翻訳してくれるこのデバイスは、行員と来店したお客様の双方が利用できる点が画期的といえるでしょう。
導入されたAI翻訳機は、スマートフォン関連製品を展開するフューチャーモデル(東京・新宿)が提供する「ez:commu(イージーコミュ)」です。この高性能なデバイスは、英語や中国語、フランス語など世界48カ国語に対応しています。複数の翻訳エンジンを活用し、その中からAIが最も適切と判断した翻訳結果を選び出すという仕組みで、精度の高いコミュニケーションを実現するものです。八十二銀行は、これを「言葉の壁を取り払い、営業の業務効率を高める」ための重要な一手だと捉えています。
近年、長野県内では、製造業を中心とした技能実習生や留学生が増加の一途をたどっています。それに伴い、給与の振り込み用口座開設など、銀行サービスへのニーズが非常に高まっている状況です。これまでは言葉の壁が大きな障壁となることもありましたが、AI翻訳機がその課題を解消する金融DX(デジタルトランスフォーメーション)の鍵として期待されています。
銀行側も、AI翻訳機の導入に加え、外国語で作成した案内チラシも用意するなど、外国人向けのサービス拡充に積極的な姿勢を見せています。このニュースは、SNSでも「地域金融機関の先進的な試みだ」「地方銀行がここまで多言語対応に力を入れるのは素晴らしい」といった肯定的な反響が数多く寄せられており、地域の国際化を後押しする取り組みとして大きな注目を集めています。言葉のバリアフリーを実現することで、地域社会に不可欠な金融サービスを、より多くの人々に提供できるようになることは、地域共存の観点からも非常に意義深いことではないでしょうか。
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