お気に入りの靴を見つけたのに、履いてみたらサイズが合わない。そんな女性特有の悩みを解決する画期的なサービスが登場しました。アパレル大手のオンワードホールディングスが、2019年11月13日より本格的に展開を始めた「オーダーメイドウィメンズシューズ」です。これは単なる靴の販売ではなく、最新のデジタル技術を駆使して「自分だけの一足」を驚くべき速さと手頃な価格で提供する、ファッション界の新しい挑戦といえるでしょう。
ネット上では早くも「オーダーなのに1週間で届くのは信じられない」「1万円以下から作れるなら挑戦したい」といった期待の声が広がっています。従来、職人の手作業に頼っていた工程をデジタル化することで、これまでの常識を覆すスピード感を実現したのです。アパレル業界に逆風が吹く現代において、オンワードは「パーソナライズ」という付加価値を武器に、働く女性たちの足元から新たな旋風を巻き起こそうとしています。
30万通りの組み合わせから選ぶ、究極のパーソナライズ体験
このサービスの最大の魅力は、なんといっても30万通りという膨大な選択肢にあります。2019年11月13日の時点で、東京の表参道や大阪の本町といったトレンドの発信地に専用売り場が設けられました。利用者はまず、店舗で様々なヒールの高さや形のサンプルを試着し、自分の足に最もフィットする土台を見つけ出します。そこからが楽しみの始まりで、つま先の形状や素材など、自分の好みを反映させていくステップへと進みます。
選べる素材は、上品な本革から柔らかなスエードまで44種類にものぼります。一度店舗で計測を行えば、そのデータは大切に保管されるため、2足目からはスマートフォンやパソコンを使って自宅にいながら注文が可能です。「忙しくて店舗に行く時間がないけれど、自分に合う靴は欲しい」という現代女性のニーズに、見事に応える仕組みといえます。まさにデジタルとリアルが融合した、次世代のショッピング体験がここにはあります。
特筆すべきは、CAD(コンピュータによる設計)やCAM(コンピュータによる製造支援)を導入した生産システムです。これらは設計図をデジタル化し、自動で生地を裁断するハイテク技術を指します。この導入により、通常は1ヶ月以上かかるオーダー靴の納期が最短1週間へと劇的に短縮されました。関口猛社長が語る通り、工場とデータを直結させることで、高品質な製品をスピーディーに届ける体制が整ったのです。
価格設定も非常に戦略的です。税別9,900円からという驚きの低価格からスタートし、中心価格帯も15,000円前後と、日常使いしやすい設定になっています。私はこの取り組みについて、単なるコスト削減ではなく「贅沢の民主化」であると感じています。誰もが気軽に自分に合った靴を履けるようになることで、歩くこと自体の楽しさが再発見されるはずです。2020年春までに店舗数も拡大予定で、今後の展開から目が離せません。
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