この度、破損してしまったデータや誤って消去してしまったデータを甦らせるサービスで知られるアメリカのデータ復旧サービス大手が、ついに日本市場への本格参入を果たしました。その企業の名は、Kroll Ontrack(クロール・オントラック)です。Kroll Ontrackは、日本法人としてオントラック・ジャパンを東京都千代田区に設立し、2019年6月20日から企業を対象としたデータ復旧サービスなどの提供をスタートさせています。デジタル化が進む現代において、企業が保有する機密性の高いデータを守り抜く上で、非常に注目すべきニュースだと言えるでしょう。
日本市場への本格参入に際して、オントラック・ジャパンが提供を開始するサービスの核となるのが「ラボ復旧サービス」です。これは、故障したハードディスクをはじめとする様々なストレージ、つまり外部記憶装置からデータを復旧するサービスで、徹底した環境管理が施されたクリーンルーム内で作業が行われます。クリーンルームとは、空気中の塵や微粒子を極限まで排除した部屋のことで、精密機器である記憶媒体のデータ復旧作業には欠かせない施設です。また、作業者以外は立ち入り禁止とするなど、お客様の重要なデータを取り扱う上でのセキュリティ対策にも万全を期していますので、安心して依頼することができるでしょう。
さらに、データ復旧に留まらず、企業のITインフラを支える「データ・マイグレーションサービス」も展開されます。このサービスでは、各種のバックアップ用ソフトウェアや、パソコンを動かすための最も基本となるソフトウェアであるOS(オペレーティングシステム)の機能を用いて作成されたデータを、クラウド環境へスムーズに移行する作業を支援します。具体的には、世界的なITジャイアントであるアメリカのAmazon.com(アマゾン・ドット・コム)やMicrosoft(マイクロソフト)が提供するクラウド環境への移行をサポートするものです。同社は、すでに**Apple(アップル)やIBM(アイビーエム)**といった有名企業のアメリカ国外法人、つまり日本法人とも密に連携しており、その技術力と信頼性の高さがうかがえます。
このKroll Ontrackの日本市場参入のニュースは、技術力の高い海外大手企業のサービスを国内で直接利用できるようになったという点で、多くの企業担当者にとって朗報であると筆者は考えます。万が一のデータ消失という危機的状況において、専門的な技術と高度なセキュリティ体制を持つプロフェッショナルがサポートしてくれる体制は、企業の事業継続計画(BCP)の観点からも非常に心強いでしょう。特に、データの破損や喪失は事業活動に甚大な影響を与えかねないため、信頼できる外部パートナーの存在は不可欠なのです。
このサービス開始のニュースに対して、SNS上では「ついに日本でも本格的に使えるようになるのか」「これで**事業継続計画(BCP)**の選択肢が増える」といった、期待感を示す反響が多く見受けられます。長年にわたり世界中で培ってきたデータ復旧技術と、厳格なセキュリティ基準を日本国内の企業向けに提供することで、オントラック・ジャパンは日本のデジタル社会の安全性を高める一翼を担っていくに違いありません。今後のさらなるサービス展開にも注目が集まることでしょう。
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