食品卸の巨人「日本アクセス」が挑む物流革命!ネット通販20%時代を見据えた驚愕の生存戦略とは?

2019年12月02日、食品卸業界に激震が走っています。業界最大手の一角である日本アクセスの佐々木淳一社長は、これまでの「裏方」としての卸売業から脱却し、デジタル時代に即した「次世代卸」への進化を宣言しました。現在、食品のEC(電子商取引)化率はわずか2%程度に留まっていますが、社長はこれが将来的に20%まで跳ね上がると確信しています。

SNS上では「ついに重い腰を上げたか」「冷蔵・冷凍物流の強みはAmazonも脅威だろう」といった期待の声が寄せられています。特に注目されているのが、顧客の手元に届く最後の区間を指す「ラストワンマイル」の攻略です。日本アクセスが全国に保有する低温物流網を、単なる企業間取引(BtoB)だけでなく、消費者へ直接届けるインフラとして再定義しようとしているのです。

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時短ニーズを掴むミールキットとプロの知恵

同社が今、猛烈にプッシュしているのが「ミールキット」です。これは調理に必要な食材とレシピがセットになった商品で、下ごしらえの手間を省けるため、共働き世代を中心に爆発的な人気を博しています。2019年現在、スーパーの現場でも深刻な人手不足により、店内で調理を行うバックヤードの負担軽減が急務となっており、このキットが救世主となっているのです。

日本アクセスの強みは、単に物を運ぶだけではない「開発力」にあります。約160社のメーカーが参加する研究会を組織し、576名もの「惣菜管理士」や管理栄養士といった専門家がメニュー開発に携わっています。まさに食のプロ集団といえるでしょう。現在は「ストックキッチン」という冷凍ミールキットを展開しており、採用スーパーは既に50社を超えています。

Amazonへの出店と「情報卸」への転換

驚くべきは、2019年1月からAmazonマーケットプレイスに「スマイルスプーン」という屋号で自ら出店を始めたことです。特定のメーカー品しか扱えない製造業者とは異なり、複数のメーカー品を組み合わせて提案できるのは卸売業ならではの特権です。ここで得たウェブマーケティングの知見を活かし、2020年には楽天やヤフーへの展開も視野に入れています。

また、同社は「情報卸」という新たなコンセプトを掲げています。これは小売店が持つ「ID-POS(誰が・いつ・何を買ったかの購買履歴データ)」を分析し、最適な販促を提案する仕組みです。例えば、冷凍食品を一度も購入していない層に狙い撃ちでクーポンを配信するなど、デジタル技術を駆使して小売店をサポートし、過酷な価格競争からの脱却を目指しています。

私自身の見解として、日本アクセスのこの戦略は、物流という「物理的な武器」とデータという「デジタルの武器」を掛け合わせた、極めて合理的な生存戦略だと感じます。人口減少で市場が縮小する中、配送の効率化をメーカーや小売店と連携して進められるかが、今後の利益率1%の壁を突破する鍵となるでしょう。日本アクセスの変革から目が離せません。

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