ローソンの革命!「からあげクン」調理効率2倍で挑む、次世代コンビニ経営の舞台裏

コンビニのレジ横で漂う香ばしい香りに、思わず手が伸びてしまう方も多いのではないでしょうか。ローソンは看板商品である「からあげクン」の調理体制を劇的に進化させ、2020年2月29日までに全国約1万3000店舗へ新型の「2層式フライヤー」を導入することを決定しました。これは単なる設備の更新ではなく、店舗運営のあり方を根本から変える大きな一歩といえるでしょう。

今回の施策で注目すべきは、調理設備のカゴを2層構造に変更した点にあります。これによって、これまで一度に20個しか揚げられなかった「からあげクン」が、一気に2倍の40個まで調理可能になります。SNS上では「いつでも揚げたてに出会えるチャンスが増えるかも」「店員さんの負担が減るのは良いことだ」といった、利便性の向上や労働環境の改善を歓迎する声が数多く寄せられています。

気になる調理時間については、2層化によって1分ほど増えて7分となりますが、一度に提供できるボリュームが倍増するメリットは計り知れません。また、人気商品の「Lチキ」や「鶏から」についても、調理時間は据え置きのまま、それぞれ1.6倍、1.5倍の量を一度に作れるようになります。まさに、忙しいランチタイムや夕方のピーク時間帯における強力な味方となってくれるはずです。

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FC加盟店を支える本部の決断と「廃棄ロス」の抑制

昨今のコンビニ業界では、人手不足による人件費の高騰が深刻な課題となっています。フランチャイズ(FC)加盟店にとって、売上高から原価を引いた「粗利益」を本部と分け合う仕組みの中、いかに効率よく利益を残すかは死活問題です。そこでローソン本部は、計1億円強にのぼる設備費用を全額負担し、加盟店の収益向上と作業負担の軽減を全面的にバックアップする姿勢を示しました。

ここで専門用語である「粗利益(あらりえき)」について解説しましょう。これは売上高から商品の仕入れ原価を差し引いた、いわゆる「売買益」のことです。店内調理の揚げ物は、工場から配送される弁当などに比べて利益率が高い、いわば店舗にとっての「稼ぎ頭」です。自分で調理量を調整できるため、売れ残りによる「廃棄ロス」を最小限に抑えられるという大きな利点も備えています。

私は今回のローソンの戦略を、非常に理にかなった「現場ファースト」の施策だと評価しています。1日あたり約1時間の調理時間削減が見込まれるという試算は、現場のスタッフにとって心のゆとりを生むはずです。2019年11月から関東エリアで先行導入が始まっており、今後は近畿や中部へと順次拡大していく予定です。店舗の笑顔が増えることが、巡り巡って利用者の満足度にもつながるに違いありません。

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