北海道の空の玄関口である新千歳空港にて、2019年11月14日より画期的なシステムが稼働します。札幌出入国在留管理局が前日の13日に公開したのは、最先端の顔認証技術を駆使した「自動ゲート」です。羽田や成田といった主要空港に続く国内6カ所目の導入となり、北の大地でもついにハイテクな審査が幕を開けます。
今回の施策は、急増する訪日外国人観光客への対応をスムーズにすることが最大の狙いでしょう。限られた審査官のマンパワーを、より慎重な判断が求められる「対面での入国審査」に集中させる戦略です。自動ゲートは、日本人の出入国および、観光目的などで90日以内の短期滞在を行う外国人の出国手続きに活用されます。
SNS上では、このニュースに対して「並ぶ時間が減るのは本当に助かる」「パスポートにスタンプが増えないのは少し寂しいけれど、効率化は時代の流れ」といった期待の声が寄せられています。特に、移動時間を短縮して1分でも長く北海道を楽しみたい旅行者にとって、この10秒から15秒で完了するスピーディーな手続きは大きな魅力となるはずです。
IC旅券と顔認証が切り拓く、ストレスフリーな旅の形
このシステムを利用できるのは、ICチップが埋め込まれた「IC旅券」を所持している方に限定されます。ゲートでは、旅券内の顔写真データとその場でカメラが捉えた本人の容姿を、高度なアルゴリズムで瞬時に照合します。本人確認の精度は極めて高く、他人のパスポートを不正に使用した場合には、ゲートが即座にブロックする仕組みです。
顔認証とは、目や鼻、口の位置関係といった個人の特徴をデジタル解析して本人を特定する生体認証技術を指します。帽子やマスクを着用している際には、システムが検知して脱ぐように促す案内が表示されるため、操作に迷う心配もありません。日本語を含む6カ国語に対応している点も、国際拠点空港としての配慮が感じられます。
1日あたりの国際線利用者が約1万人にのぼり、その9割を外国人が占める新千歳空港において、この自動化の影響は計り知れません。個人的には、テクノロジーによる「おもてなしの効率化」こそ、観光立国を目指す日本が歩むべき正しい道だと考えます。手続きの簡略化が、北海道旅行の満足度をさらに高める起爆剤となることを願ってやみません。
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