2019年12月20日現在、住まいのあり方が大きな転換期を迎えています。ホテルと一般的な賃貸住宅の「いいとこ取り」をした月極賃貸マンションが、かつてない注目を集めているのです。通常の賃貸で必要となる煩雑な手続きをスキップし、まるでホテルのような手軽さで新生活を始められるこのスタイルは、現代のスピード感あふれるライフスタイルに合致しているのでしょう。
月極賃貸マンションとは、いわゆる「マンスリーマンション」を指し、1ヶ月単位で契約可能な住宅のことです。通常の「普通賃貸借契約」では、借りる側が2年程度の居住を前提に、家具や家電を自前で揃え、水道光熱の契約も個別に行う必要があります。対して月極物件は、生活に必要な設備が最初から完備されており、カバン一つで入居できる点が最大のメリットと言えます。
賃料設定を見ると、備え付けの家財道具や光熱費が含まれるため、一般的な賃貸よりは高額になります。しかし、ビジネスホテルに連泊する場合と比較すれば、同等かそれ以上にリーズナブルな価格に抑えられているケースが目立ちます。プライベートなキッチンや洗濯機が備わっていることを考えれば、利便性はホテルを凌駕するといっても過言ではないでしょう。
SNS上では「初期費用が抑えられるのが嬉しい」「引っ越し業者の手配が不要で助かる」といったポジティブな反応が相次いでいます。特に、昨今の人手不足に起因する「引越し難民」の問題は深刻です。運送費用の高騰が続く中で、重い荷物を持たずに移動できるこの仕組みは、賢い消費者にとって非常に魅力的な防衛策として映っている様子が伺えます。
若年層の価値観にフィットする「所有しない」暮らし
貸主側の視点に立つと、入居者が頻繁に入れ替わるリスクはあるものの、市場が活況な今、高い賃料設定で回転率を上げる方が収益チャンスは広がります。空室期間を最小限に抑えるノウハウも進化しており、供給側と需要側のニーズが幸福に一致しているのが現在の状況です。さらに、スマートフォン一つで物件探しから契約まで完結できる利便性も普及を後押ししています。
個人的な見解を述べさせていただくと、この流れは単なる一時的な流行ではなく、日本人の住居観を根本から変える可能性を秘めていると感じます。かつては家財道具を揃えることが自立の証でしたが、現在は「持たない自由」こそが豊かさと捉えられています。特定の場所に縛られず、仕事や気分に合わせて住まいをアップデートする生き方は、今後さらに一般化するはずです。
特に、これから社会の中心を担う若年世代にとって、スマホでサクッと住居を決めるスタイルは極めて自然な行為となるでしょう。2019年12月20日の時点で、この月極マンションという選択肢は、住まいの流動性を高める起爆剤となっています。身軽に、そして自由に。私たちは今、そんな新しい時代の幕開けを目の当たりにしているのかもしれません。
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