札幌の街が、かつてない熱気に包まれようとしています。民泊運営の最前線を走る株式会社MASSIVE SAPPOROは、2019年12月28日に新たな宿泊施設をオープンさせます。場所は札幌の象徴ともいえる大通公園のすぐそばという、観光客にとってこれ以上ない絶好のロケーションです。
特筆すべきは、この立地が2020年に開催される東京五輪のマラソン競技において、スタートおよびフィニッシュ地点となる予定のエリアから徒歩1分という点でしょう。世界中の視線が注がれる晴れ舞台を目前に控え、訪日外国人観光客をはじめとする多くのゲストから熱い視線を集めることは間違いありません。
今回誕生する施設は、地上5階建ての新築ビルで構成されており、全6室というプライベート感溢れる造りになっています。1棟あたりの最大収容人数は32名となっており、グループ旅行や家族連れでもゆったりと過ごせる広さが確保されている点も、大きな魅力の一つと言えるのではないでしょうか。
スマートな旅を実現する「無人ホテル」の仕組みとメリット
現代のトラベルスタイルに合わせ、このホテルでは「無人運営」という革新的なシステムを採用しています。チェックインの際は、設置されたタブレット端末を通じて遠隔地のオペレーターとビデオ通話を行い、本人確認や手続きを済ませる形となります。
こうしたICT(情報通信技術)を駆使した運営は、人との接触を最小限に抑えつつ、24時間スムーズな対応を可能にします。専門用語として語られる「ICT」とは、通信網を利用して人とモノ、あるいは人と人を繋ぐ技術の総称であり、これによってスタッフが常駐しない効率的な運営が実現しました。
SNS上では「煩わしい手続きがなくて楽そう」「新築で大人数泊まれるのは嬉しい」といった期待の声が上がる一方で、無人であることへのセキュリティを気にする声も見受けられます。しかし、遠隔での厳格な本人確認システムにより、安全性と利便性は高い次元で両立されているのです。
法的な側面でも、この形態には大きな利点が存在します。一般的な「住宅宿泊事業法(民泊新法)」に基づく民泊は、年間の営業日数が180日に制限されますが、旅館業法上の許可を得た「無人ホテル」であれば、スタッフ不在でも通年での営業が可能となるわけです。
編集者としての私見ですが、この取り組みは札幌の観光インフラを一段上のレベルへ引き上げる試みだと感じます。限られた土地を有効活用し、五輪という巨大な需要を確実に捉えつつ、運営コストを最適化するこのモデルは、今後の地方都市における宿泊施設のスタンダードになるでしょう。
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