【サムスン決算】営業利益34%減でも市場は楽観視?半導体不振の裏に隠されたスマホ大躍進と今後の5G戦略に迫る!

韓国のテクノロジー巨頭であるサムスン電子が、2020年1月8日に2019年10~12月期の連結決算速報値を発表しました。その内容は営業利益が7兆1000億ウォン(約6500億円)となり、前年の同じ時期と比べて34.3%も減少するという衝撃的なものです。世界をリードする企業の急ブレーキに、驚きを隠せない方も多いのではないでしょうか。

通期の業績を見ても、2019年12月期の連結営業利益は前の期から53.0%減の27兆7100億ウォンと文字通り半減しています。前年が過去最高益だっただけにその反動は大きく、売上高も5.9%減の229兆5200億ウォンに落ち込みました。しかし、SNS上では「事前の予想よりはるかに健闘している」といった前向きな声が目立っています。

実は今回の結果は、韓国のアナリストたちが予測していた水準を10%ほど上回りました。この頼もしい着地を受けて、株式市場やファンの間では安堵感が広がっている状況です。巨額の減益という数字だけを見れば大打撃ですが、事前の悲観論を跳ね返した点に同社の底力が垣間見えます。今月下旬に予定されている確報値の発表にも注目が集まるでしょう。

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半導体バブル崩壊の衝撃と救世主となった最新スマホ

今回の業績低迷を招いた最大の要因は、これまで同社を牽引してきた半導体メモリー市場の冷え込みにあります。「半導体メモリー」とは、スマホやパソコンのデータを一時的、あるいは永続的に記憶する中心部品のことです。サムスンはこの分野で世界シェアの約4割を握る絶対王者ですが、それゆえに市場の浮き沈みの影響をダイレクトに受けてしまいます。

アメリカの巨大IT企業によるデータセンター投資が爆発的だった前年に比べ、需要が落ち着いたことが響きました。さらに液晶パネルの大幅な価格下落に巻き込まれ、ディスプレイ事業も苦戦を強いられた模様です。このように主要な部品ビジネスが逆風にさらされる中で、他部門がどこまで踏ん張れるかが今回の大きな焦点でした。

そんな苦境の中で救世主となったのが、看板商品であるスマートフォン事業です。最上位モデルである「ギャラクシーノート10」の販売が絶好調を維持し、業績のさらなる悪化を食い止めました。私は、この圧倒的なブランド力と製品開発力こそが、苦しい局面でもサムスンを支える最大の武器であると確信しています。

加えて、次世代通信規格「5G」の基地局設備の受注が堅調に推移している点も見逃せません。部品事業の不調を完成品やインフラ事業がカバーする構造は、多角経営の強みを証明しています。SNSでも「5G時代の本格化で一気に逆転するはず」という期待の声が溢れており、今後の巻き返しから目が離せません。

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