世界中のスポーツファンが熱視線を注ぐ東京五輪のバレーボール競技において、ついに本大会へと駒を進める全代表国が確定いたしました。2020年1月12日に世界各地で一斉に開催された大陸予選により、最後の切符を手にしたチームが決定しています。これによって、すでに開催国としての出場が約束されている我が国・日本を含めた、男女それぞれ12カ国の精鋭たちが真夏の祭典で激突する構図が完成したのです。
今回の大陸予選では、まさに手に汗握るドラマが各地で繰り広げられました。男子の部では、アジアの雄であるイランをはじめ、北中米のカナダや南米のベネズエラが厳しい関門を突破しています。一方の女子の部でも、欧州の激戦を制したトルコ、アジアからは隣国の韓国、そして北中米のドミニカ共和国が歓喜の瞬間を迎えました。SNS上でも「トルコの粘り強いバレーに感動した」「日韓戦が今から待ちきれない」といった熱い声が溢れ返っています。
ここでバレーボールにおける「大陸予選」という仕組みについて、少し詳しく解説しておきましょう。これは世界をアジアや欧州、南北アメリカ、アフリカなどのエリア(大陸連盟)に分け、それぞれの地域ごとに五輪の出場枠を争う選考大会のことです。世界ランキング上位が集まる国際予選とは異なり、地域特有のライバル関係や一発勝負のプレッシャーがかかるため、普段以上の実力を発揮する伏兵が現れやすい大会として知られています。
すでに切符を手にしている他の出場国を見渡しても、まさに群雄割拠の様相を呈していると言えるでしょう。男子は世界屈指のパワーを誇るポーランドやイタリア、ロシア、ブラジル、米国、アルゼンチン、フランス、チュニジアが顔を揃えます。女子も前回王者の中国を筆頭に、セルビア、米国、ブラジル、ロシア、イタリア、アルゼンチン、ケニアという、世界のトップを走り続ける強豪ばかりが日本の前に立ちはだかるのです。
これだけの顔ぶれが揃った今大会は、過去最高レベルの激戦になることが容易に予想されます。日本代表が世界の巨人に立ち向かうためには、持ち前の緻密なコンビバレーと組織的な守備力が鍵を握るに違いありません。自国開催という最大の追い風を味方につけて、メダル獲得へと突き進む選手たちの背中を、私たちも全力の熱い声援で後押ししていきたいものですね。
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