お馴染みの「ファッションセンターしまむら」が、地球に優しい大きな一歩を踏み出します。運営元である株式会社しまむらは、2020年4月より全国の店舗で配布しているレジ袋を、植物由来の環境に配慮した素材へと順次切り替えることを発表しました。この取り組みは、若者から絶大な支持を集める「アベイル」など、系列の約2100店舗すべてで実施される計画です。身近なお店が環境問題に本気で取り組む姿勢を見せることで、私たちの生活にもエコへの意識が自然と溶け込んでいきそうですね。
今回のリニューアルで注目すべきは、「バイオマスプラスチック」という最先端の環境素材が採用された点でしょう。これはサトウキビなどの植物から抽出した成分を原料に含んだプラスチックのことで、従来の石油由来のものに比べて二酸化炭素の排出を大幅に抑えられる特性があります。しまむらでは、この植物由来の成分を25%配合した新しい袋を導入します。年間でなんと約2億枚ものレジ袋を消費している同社だからこそ、この素材への転換が地球にもたらすメリットは計り知れません。
この劇的な変更により、これまですべて石油に頼っていたプラスチックの使用量を、年間で約2割強にあたる800トンも削減できる見込みです。二酸化炭素による地球温暖化が深刻視される昨今において、このような大企業の決断は非常に価値があると感じます。1社が大量に採用することで製造コストが下がり、他業界へもバイオマス製品が普及する起爆剤になるのではないでしょうか。SNSでも「しまむらの規模での削減は効果が絶大」「企業努力が素晴らしい」と、称賛の声が数多く上がっています。
7月の有料化義務付け後も「無料配布」をキープできる秘密
実は、2020年7月1日からすべての小売店を対象に、プラスチック製レジ袋の有料化が法律で義務付けられます。しかし、環境負荷が少ないと認められたバイオマスプラスチックを一定以上配合した袋は、政府の有料化対象から除外される仕組みです。そのため、しまむらでは新しい袋への切り替え後も、利用客へこれまで通り無料でレジ袋を提供し続ける方針を決めました。お買い物の際にお財布を痛めることなく、エコに参加できるのは買い物客としても嬉しい限りです。
一般的にバイオマス素材は、従来の石油製品に比べてコストが割高になる点が企業の頭を悩ませる種になります。しかし、しまむらは袋全体の厚みを従来よりも薄く調整することで、コストの上昇を上手に抑える工夫を施しました。さらに、薄くしたことで心配される破れやすさへの対策も万全です。新しいレジ袋はデザインを刷新し、持ち手の部分を従来より太く大きく設計しました。これにより、全体の強度を保ちながら実用性を維持するという見事なアイデアが形になっています。
ネット上では「買い物の時に袋代を気にしなくて済むのは本当に助かる」「無料を維持するための工夫がスマート」といった、好意的な意見が目立っています。単に環境に配慮するだけでなく、消費者の利便性や経済的な負担を最優先に考えてくれる姿勢には深く共感させられます。このようなユーザー目線のエコ活動こそが、これからの時代に求められる真の企業努力と言えるでしょう。新デザインのレジ袋が店頭に並ぶ日が、今からとても楽しみですね。
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