地方ビジネスのグローバル化が、いよいよ本格的な局面を迎えています。フィデアホールディングス傘下の荘内銀行と北都銀行が、高度な専門知識や優れた技能を持つ「高度外国人材」の紹介サービスを開始しました。アジア圏の人材採用に強みを持つゴーウェル株式会社との業務提携により、日本語が堪能な優秀な留学生や専門職の求職者を、地元の企業へ繋ぐ架け橋となります。海外進出を加速させる企業を中心に、将来の幹部候補として優秀な外国人を受け入れたいというニーズが非常に高まっているのです。
インターネット上のSNSでもこの動きは大きな注目を集めており、「地方のイノベーションが加速しそう」「優秀な若者が地域に定着する素晴らしい取り組み」といった期待の声が多数寄せられています。人手不足に悩む地方銀行が、単なる資金調達の枠を超えて企業の採用活動をダイレクトに支援する姿勢に対して、多くの好意的な反響が見られました。今回の施策は、2019年8月に両行が人材紹介業へ参入して以来、企業の多様化する採用ニーズに寄り添った結果として生まれた先進的な挑戦と言えるでしょう。
即戦力のホワイトカラーが集結!驚異の日本語力と専門性
今回パートナーとなったゴーウェル株式会社は、外国人材に特化したトップクラスの紹介サービスを展開しています。登録者数は約4800人にものぼり、その多くが日本でのビジネスに支障がないレベルの極めて高い日本語能力を備えているのが特徴です。ここで注目すべきは、彼らが単なる労働力ではなく、専門的な在留資格を持つ「ホワイトカラー(事務職や技術職などの頭脳労働者)」の即戦力であるという点でしょう。登録者の約4割が日本の未来を担う留学生であり、非常に高い学習意欲を持っています。
さらに残りの登録者も、「技術・人文知識・国際業務」という専門的な在留資格を保有しています。この資格は、ITエンジニアや海外取引を担当する営業職、法務や翻訳といった、高度な知識や学術的背景を必要とする業務に就くためのビザです。東北地方では、訪日客の増加によるホテルや旅館での接客業務だけでなく、海外市場を見据えた営業担当として外国人を採用する事例が増加しています。専門知識を持った彼らの力は、地域経済を活性化させる強力なエンジンになるはずです。
編集部EYE:地方銀行が描くグローバルな地域活性化のロードマップ
筆者は、今回の荘内銀行と北都銀行の試みが、地方企業の可能性を大きく広げる画期的な一歩であると確信しています。人口減少が進む地方において、高度なスキルを持った外国人の存在は、これからのビジネスに不可欠な存在です。単なる労働力補填としてではなく、異文化の視点を取り入れた組織のイノベーションを生むパートナーとして彼らを迎える視点が重要でしょう。地元の経済を熟知した銀行が仲介することで、企業にとっても安心感があり、ミスマッチのない幸福な雇用環境が生まれると期待されます。
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