夜空を彩るロマンチックな流れ星を、人間の手で作り出すという夢のようなプロジェクトが、ついに本格始動しました。宇宙スタートアップ企業の「ALE(エール)」が、人工流れ星を発生させるための小型人工衛星を積んだロケットの打ち上げに見事成功したのです。宇宙を舞台にした全く新しいエンターテインメントの誕生に、インターネット上でも「自分の結婚式で流してみたい」「夜空を見上げる楽しみが増える」といった、期待に満ちたワクワクする声が数多く寄せられています。
今回の歴史的な打ち上げを主導したのは、アメリカの民間宇宙企業であるロケットラボ社です。同社がニュージーランドのマヒア半島から発射したロケットは順調に飛行を続け、ALEの衛星を予定通りに投入しました。流れ星を発生させるために最適とされる、地上から400キロメートルという遥か上空の宇宙空間「軌道」へと、無事に送り届けることに成功したのです。この軌道とは、地球の重力と人工衛星の遠心力が釣り合い、地球の周りを回り続けられる宇宙の道を指します。
世界初への挑戦!2020年中に目撃できる感動の夜空
ALEの計画通りに準備が進めば、2020年のうちには私たちの住む地球から、この人工流れ星の美しい輝きを目撃できる見込みとなっています。このプロジェクトは、音楽フェスティバルや地域の大規模な野外イベントなど、様々なエンターテインメント分野での活用が検討されているようです。これまでは自然の偶然に頼るしかなかった流れ星を、狙った日時や場所で自在に鑑賞できる時代が到来することは、多くの人々に強烈な感動を与えるに違いありません。
流れ星の正体となるのは、衛星の内部に400個ほど詰め込まれている、直径わずか1センチメートルほどの小さな特殊な粒です。この粒を放出するタイミングや方向は、地球上にある管制室から高度なシステムを使って精密にコントロールされます。宇宙から放たれた粒が地球を包む大気圏へ飛び込む際、空気との激しい摩擦によって超高温になり、激しく発光する「プラズマ現象」を引き起こすことで、地上からは美しい流れ星として観察できるようになります。
五色に輝く奇跡の光と未来の地球を救う科学の力
この人工の粒が燃えるときには、白や青、ピンクといった5色のカラフルな光を放つように設計されている点が非常に魅力的です。実は同社は、2019年1月18日にも宇宙航空研究開発機構(JAXA)のイプシロンロケットで最初の衛星を打ち上げていました。しかし、その初号機は粒を放出できる高度まで下降するのに時間を要しており、今回打ち上げられた実力派の2号機が、世界に先駆けて人類初の人工流れ星を夜空に描き出す役割を担うことになります。
今回の人工衛星の開発費用には、数億円の資金が投じられたとみられています。気になるお値段ですが、顧客からのリクエストに応じて数十個の粒を夜空に放つパッケージとして、1億円前後での提供が前向きに検討されている模様です。一見すると非常に高額なエンタメビジネスに思えますが、実はこのプロジェクトは、高度60キロメートルから80キロメートル付近の大気の状態を観測し、地球の気候変動を分析するという、貴重な科学研究への貢献も視野に入れています。
編集者が語る!日本の宇宙スタートアップが切り拓く新時代
これまで日本における宇宙開発といえば、国主導のプロジェクトや一部の巨大企業だけが関わる、一般人には遠い世界のことだと思われてきました。しかし、ALEのようなベンチャー企業が民間ならではの柔軟な発想と圧倒的なスピード感で事業を形にしたことは、日本の宇宙産業における重要な転換点になるはずです。エンタメの力で資金を循環させつつ、気候変動という地球規模の課題解決にも挑む彼らの姿勢は、ビジネスモデルとしても非常に秀逸だと感じます。
民間企業の参入は、産業全体の競争力を劇的に高め、宇宙をもっと身近な存在へと変えてくれるでしょう。特別な記念日に、愛する人と一緒に自分たちだけの流れ星を眺める、そんなロマンチックな未来の日常はすぐそこまで来ています。2020年の夜空にきらめく最初の光を楽しみに待ちながら、日本の知恵と技術が世界の宇宙ビジネスを牽引していく姿を、これからも全力で応援していきたいものです。
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