バーチャル空間での最先端な体験が、私たちの日常をすぐそこまで変えようとしています。アプリ開発を手掛けるクラスター株式会社(東京都品川区)が、仮想現実(VR)技術を駆使した音楽コンサートやスポーツ観戦、ゲームなどのコンテンツ開発を急速に加速させているのをご存じでしょうか。VRとは、専用のゴーグルなどを装着することで、まるで自分がその空間に入り込んだかのような臨場感を味わえる映像技術のことです。
同社が現在主力として展開しているのは、人気のバーチャルユーチューバー(VTuber)とファンが、仮想空間上でリアルタイムに交流できるイベントアプリになります。この画期的な試みはSNS上でも大きな話題を呼んでおり、「憧れの推しと同じ空間にいる感覚を味わえる」「移動せずに全国どこからでも参加できるのが嬉しい」といった熱狂的な声が多数寄せられていました。ファンにとって、まさに夢のような場所が提供されていると言えます。
そして2020年、同社はさらなる進化を遂げる計画を明らかにしました。超高速・大容量で遅延がほとんどない次世代通信規格「5G」の本格的な実用化を見据え、バーチャルキャラクターだけでなく、実在する本物のアーティストやタレントが出演するライブイベントをVR上で大々的に展開していく予定です。これにより、自宅にいながら最前列以上の迫力で実際のライブを満喫できる、新時代のエンターテインメントが誕生するでしょう。
こうした事業の大幅な拡大に向けて、同社は第三者割当増資を実施し、総額8億3000万円という巨額の資金調達を完了したとのことです。第三者割当増資とは、特定の企業や投資家に対して新しく株を発行して購入してもらい、事業資金を調達する仕組みを指します。これほど多額の資金が集まったという事実は、多くの投資家が同社の持つ技術力や、VR市場の将来性に極めて高い期待を寄せている証拠だと言えるはずです。
インターネットメディアの編集部として筆者は、この5GとVRの融合が、これからのエンタメ業界における最大のパラダイムシフトになると確信しています。これまでは会場に足を運ぶことが難しかった人々も、通信環境さえあれば世界中から最高のエンタメを共有できるようになるのです。クラスター社がもたらすこの革新的な挑戦は、私たちのライフスタイルをより豊かで刺激的なものへと変貌させてくれるに違いありません。
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