2020年2月3日の節分に向けて、大丸東京店が地球に優しい新たな試みへと舵を切りました。節分の定番グルメである「恵方巻き」の売れ残りによる食品廃棄、いわゆる「食品ロス」を減らすため、インターネットでの事前予約販売を大幅に強化することが発表されたのです。これまでは前日のみだった予約期間を拡大し、2020年1月17日から2020年1月31日までの期間で広く受け付けます。
食品ロスとは、本来ならまだ十分に食べられるにもかかわらず、売れ残りや期限切れなどで捨てられてしまう食品のことです。今回の取り組みは、あらかじめ注文を受けた分だけを製造する「受注生産」の割合を増やすことで、店頭に並ぶ無駄な在庫を劇的に減らす画期的な挑戦といえます。さらに、余分な食材の仕入れ自体を抑えられるため、生産から販売にいたるすべての過程で無駄がなくなります。
ネット予約の対象となるのは、豪華な「極・高菜巻」(1950円)をはじめとするバラエティ豊かな33種類です。SNS上では「直前だと買い損ねるから、事前にネットで頼めるのは普通に便利」「環境に配慮した売り方は応援したくなる」といった好意的な声が数多く寄せられており、現代の消費者のエコ意識の高まりと利便性の追求が見事にマッチした格好となりました。
筆者は、この大丸東京店の決断を大いに支持します。季節の伝統行事を楽しむ一方で、大量廃棄が毎年のように社会問題化していた恵方巻きだからこそ、こうした百貨店主導の具体的なアクションは大きな意味を持つでしょう。私たちが予約というスマートな選択をすることは、美味しい縁起物を堪能しながら、持続可能な社会作りに貢献する第一歩になるに違いありません。
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