AIとロボットが変える漢方の未来!ツムラが茨城の最新工場で挑む革新的な生薬選別と中国市場への大攻勢

漢方薬の最大手であるツムラが、ものづくりの現場に最先端のイノベーションを巻き起こしています。同社は、漢方薬の原材料である「生薬(しょうやく)」の選別工程において、人工知能(AI)を本格導入する方針を固めました。この画期的な試みに対して、SNS上では「伝統的な漢方と最先端AIの融合が熱い」「職人技の自動化で品質が安定するのは嬉しい」といった、期待に満ちた声が数多く寄せられています。今回の自動化により、製造全体の生産コストを劇的に抑える狙いがあるようです。

ツムラの加藤照和社長は、このAIによる選別システムを2022年1月までには実用化したいという強い意欲を示しています。そもそも「生薬」とは、植物の根や果実、皮などの天然由来の素材を用いた、漢方薬のベースとなる重要な要素です。これまでは農地から収穫されて乾燥した生薬を、人間の目で一つひとつ確認しながら、原料に適しているか判断していました。自然の恵みゆえに、形や大きさが大きくばらつくため、目視によるチェックが不可欠だったのです。

今後は、生薬の画像を撮影してAIにディープラーニング(深層学習)をさせ、自動で判別する仕組みへと移行します。加藤社長は「AIの活用によって、さらなる安全性を追求したい」と語っており、技術への信頼をのぞかせました。人間の作業では、どうしても個人の経験値や習熟度によってスピードや精度に格差が生じてしまいます。医療現場の大腸内視鏡検査において、AIの識別能力が人間を凌駕し始めているのと同様に、生薬の選別でもAIが極めて優秀な成果を上げるでしょう。

まずは1品目の生薬から、2022年1月を目処に導入が開始される予定です。実は、生薬の色合いから品質を見極める「色彩選別」という技術は、すでに中国の現地子会社で先行導入されています。現在は「半夏(はんげ)」と呼ばれる、サトイモ科の植物の塊茎(地下の栄養を蓄える部分)の選別に活用中です。外見から中身の腐敗や傷みが判断できる生薬に対しては、比較的安価で導入可能な色彩選別のシステムを適材適所で組み合わせていく戦略をとっています。

現在、ツムラが使用する生薬の約8割は中国からの調達に依存しています。そのため、原材料の故郷ともいえる中国の巨大市場へ、日本の優れた技術で応えたいという想いが背景にありました。中国における伝統薬の市場規模は、なんと14兆4000億円にものぼります。日本の医療用医薬品市場の全体が約10兆円であることを考えると、その凄まじい規模が分かります。会社がさらなる成長を遂げるために、この莫大な中国市場の開拓は絶対に外せない挑戦なのです。

同社はすでに現地での健康食品事業をスタートさせており、将来的には伝統的な煎じ薬や製剤へと事業を拡大する計画を進めています。2027年には、中国事業だけで売上高100億元という極めて高い目標を掲げました。「品質において現地でも信頼度ナンバーワンのブランドを目指す」と、加藤社長は熱く展望を語ります。2017年には現地の巨大保険グループとも提携を済ませており、強力なルートで直販できる体制も整いました。

このようにロボットやAIの力で人件費を抑えることができれば、高品質な漢方薬をより手頃な価格で多くの人々へ届けることが可能になります。現在は、茨城県石岡市にある生薬の重要拠点「石岡センター」へのAIシステム逆輸入も視野に入れているとのことです。日本の伝統と最先端テックが融合したツムラの挑戦は、私たちの健康を支える新たなスタンダードになるに違いありません。今後のさらなる進化から、目が離せなくなりそうです。

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