海外への送金や留学先での両替で、高額な手数料にため息をついた経験はありませんか?そんな従来の常識を根底から覆す、驚きのニュースが飛び込んできました。英国で圧倒的な支持を集める最先端の金融IT企業「フィンテック」が、いよいよ本格的に日本市場へ参入します。これによって、これまで大手銀行が維持してきた高コストな手数料体系に、大きな変革の波が押し寄せることは確実視されています。
SNS上でも「日本の銀行の手数料は高すぎるから本当に助かる」「ついに黒船がやってきた」と、早くも大きな期待と興奮の声が広がっています。今回注目を集めているのは、2015年に創業した英国のデジタル銀行大手「レボリュート」です。同社はすべての手続きがスマートフォンだけで完結する「チャレンジャーバンク」の代表格として知られ、欧州を中心にすでに約1,000万人もの利用者を抱えています。
チャレンジャーバンクとは、既存の銀行のような実店舗を持たず、モバイルアプリを通じて革新的な金融サービスを提供する次世代型の銀行を指します。レボリュートは2020年6月までに日本でのサービス提供を開始する予定です。英国での実績を見ると、月に5,000ポンド(約72万円)までの外貨送金や両替がなんと無料で、しかもわずか数分で相手に届くという、驚異的な利便性を誇っています。
さらに、デビットカードの決済や一定額までの現金引き出しも無料で行えます。日本国内では一度に100万円までの送金が可能な「資金移動業」として営業を始める方針です。この圧倒的な低コストを武器に、まずは海外への渡航機会が多いビジネスパーソンや旅行者を中心に、急速に顧客を開拓していくとみられています。日本の既存の金融機関にとっては、まさに強力なライバルの出現と言えるでしょう。
もう1つの主役が、世界に約600万人の顧客を持つ英トランスファーワイズです。2016年から日本で送金事業を行っていますが、2020年夏にはさらに便利な決済業務も開始します。欧州で大人気のデビットカードを日本でも発行し、約40種類の通貨に一振るいで対応します。受け取った外貨をそのまま残高として保有し、国内外での買い物や現金の引き出しに使えるという、画期的な仕組みです。
英国では使い勝手の良さから、すでに国民の1割強がこうしたデジタル専業銀行に口座を乗り換えています。一方で日本の大手銀行は、長引くマイナス金利政策の影で、送金手数料を貴重な収益源としてきました。それだけに、自らの利益を削るような手数料の引き下げには慎重にならざるを得ないのが本音です。しかし、この利便性を体験したユーザーが従来の銀行に戻るとは思えません。
私は、今回の英国勢の参入が日本の金融界に健全な競争をもたらす絶好のチャンスだと考えています。もちろん、不正な資金流用を防ぐマネーロンダリング(資金洗浄)対策など、セキュリティ面での厳格な本人確認は不可欠です。それでも、利用者の利益を最優先にしたサービスの登場は、日本の閉塞感のある金融市場を活性化させるでしょう。私たちがより自由にお金を動かせる未来は、すぐそこまで来ています。
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