2020年01月23日、世界中が熱視線を注ぐ東京五輪・パラリンピックの日本選手団公式服が、ついに華々しくお披露目されました。「ニッポンを纏う」という非常に素晴らしいコンセプトを掲げたこの衣装は、伝統的な赤と白のカラーリングがベースになっています。半年後に迫る大舞台に向けて、およそ1600人もの代表選手たちの晴れ姿を、より一層ドラマチックに演出してくれることは間違いありません。
この発表会がおこなわれると同時に、SNS上でも瞬く間に大きなトレンドとなりました。ネット上では「1964年の伝説的な大会を彷彿とさせて胸が熱くなる」「シンプルながらも洗練されていて、これぞ日本代表という誇りを感じる」といった絶賛の声が相次いでいます。今回の公式服は、誰もが直感的に「チームジャパン」だと認識できる力強いデザインでありながら、現代的な美しさも見事に融合しているのが特徴です。
用意された衣装は、開会式用と式典用の2つのバリエーションに分かれています。注目の開会式用は、眩い純白のジャケットに、鮮烈な赤色のボトムスを合わせるスタイルです。ボトムスはパンツだけでなくキュロットも選択できるようになっており、ストライプ柄のシャツが爽やかなアクセントを添えています。歴史を振り返ると、赤と白の組み合わせは1964年の東京大会で初めて登場し、戦後復興を象徴するアイコンとなりました。
その後、2000年のシドニー大会での虹色のマントや、2008年の北京大会でのシックな紺色ジャケットなど、時代ごとの挑戦的な試みもありました。しかし、2012年のロンドン大会や2016年のリオデジャネイロ大会からは、やはり馴染み深い赤白の王道スタイルへと原点回帰しています。そして、今回の2020年東京大会でも、その誇り高きグラデーションがしっかりと受け継がれる形となりました。
日本の伝統美と過酷な夏を乗り切る機能性の融合
もう一方の式典用は、落ち着きのある紺色のジャケットに白いボトムスを組み合わせ、知的な印象を醸し出しています。胸元を彩るネクタイやスカーフには、円が連なり無限の連鎖を表す縁起の良い「七宝(しっぽう)柄」や、粋な「縞(しま)柄」といった日本古来の文様が贅沢にあしらわれました。こうした細部へのこだわりには、日本の美意識とおもてなしの心が凝縮されているように感じます。
さらに、編集部として特に注目したいのが、日本の酷暑に立ち向かうための徹底的な「暑さ対策」です。開会式用、式典用ともに風通しの良い高機能素材が採用されており、肌触りもサラサラとしていて汗によるベタつきを徹底的に防ぐ工夫が施されています。審判などの技術役員が着用するユニホームにいたっては、肌に触れた瞬間に心地よい冷たさを感じる化学繊維の「キュプラ」がブレンドされました。
キュプラとは、綿花を収穫したあとに残る短い繊維を原料とした、吸湿性や放湿性に極めて優れた再生繊維のことです。このような最先端の繊維技術が、真夏の過酷な環境で戦うスタッフのコンディションを足元から支えてくれるでしょう。さらに、毎日のように着用することを考慮して、ジャケットやパンツ、シャツに至るまで、自宅の洗濯機で丸ごと洗えるという驚きの実用性も兼ね備えています。
史上初の快挙!多様性と共生社会を体現するユニバーサルデザイン
今大会の最も革新的な試みは、オリンピックとパラリンピックで史上初めて「完全に統一されたデザイン」が採用された点でしょう。これは、性別や障害の有無といったあらゆる垣根を取り払い、みんなが共に生きる「共生社会」の実現を目指すという、東京大会の崇高な理念を雄弁に物語っています。技術役員の制服からはスカートが廃止されてパンツスタイルに統一されたことも、ジェンダーレスへの配慮です。
選手の公式服は、ただ一律に同じものを作るのではなく、一人ひとりの体形や障害の特性に合わせて丁寧にオーダーメイドで採寸されていきます。例えば、車いすを使用する選手のために、袖が車輪に擦れて汚れてしまわないよう、通常よりも袖丈をあらかじめ短めに調整するアレンジが施されました。こうした個別の寄り添いこそが、真のバリアフリーであり多様性の尊重だと言えます。
障害を隠すのではなく、自分らしさを輝かせるこの素晴らしい衣装は、選手たちのモチベーションを極限まで高めてくれるはずです。SNSでも「これぞ私たちが目指すべき未来のカタチ」「細やかな配慮に涙が出た」と、温かい感動の輪が広がっています。伝統を受け継ぎながらも未来へ向けて進化を遂げた公式服を纏い、日本選手団が歴史的な大躍進を遂げてくれることを心から期待しましょう。
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