トランプ政権発足から3年を迎えた激動のワシントン!閣僚更迭がもたらす米イラン緊張の裏側と今後の行方

アメリカのドナルド・トランプ政権が発足した2017年1月20日から、ついに3年という月日が経過いたしました。政治や軍事の経験を一切持たない異例の大統領としてホワイトハウスに君臨したトランプ氏ですが、その治世は常に激動の渦中にあります。何よりも世間を驚かせているのは、主要な閣僚や政権幹部たちの相次ぐ辞任や更迭劇でしょう。

実を言うと、ホワイトハウス高官の離職率は驚異の80%に達しているのです。これは1981年に発足したレーガン政権以降の歴代政権と比べても、最悪の水準と言わざるを得ません。外交や安全保障の舵取り役である国務長官や国防長官、大統領補佐官が3年以内に全員入れ替わるという、前代未聞の事態が政権の不安定さを如実に物語っています。

この閣僚たちの不在が、2020年の年明けから緊迫化しているイランとの対立に暗い影を落としています。かつては国際協調を重視するマティス前国防長官らが、トランプ大統領の衝動的な振る舞いを抑える「歯止め役」として機能していました。しかし、彼らが去った現在の政権内には、大統領の独断専行をいさめる存在が絶滅してしまったのです。

SNS上では「これでは大統領の暴走を誰も止められない」「外交の安定性が失われるのは恐怖だ」といった、危機感を募らせる声が数多く飛び交っています。政策の基本方針である「米国第一(自国の利益を最優先する思想)」に突き動かされるトランプ氏は、過激な選択肢を躊躇なく選ぶ傾向が強まっており、世界中がその一挙手一投足に身を構えています。

2020年11月に控える大統領選挙での再選に向け、米経済の拡大はトランプ氏にとって大きな追い風です。しかし、選挙の勝敗を握る激戦州の中西部では雇用の環境が悪化しており、決して楽観視はできません。目先の成果を焦るあまりに場当たり的な言動を続ければ、さらなる国際社会の混乱を招くリスクをはらんでいると言えるでしょう。

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編集部が斬る!「歯止めなき政権」がもたらすこれからのリスク

筆者の視点として、現在のトランプ政権が抱える最大の危機は「イエスマン」だけで固められた合議体にあります。極端な外交カードを切る大統領に対し、本来は国家の安全を守るべき閣僚が異論を唱えられない現状は非常に危険です。対北朝鮮外交などでも、選挙前の実績作りのために安易な妥協に走るのではないかと懸念されます。

私たちはただアメリカの政情を眺めるだけでなく、これが日本を含む同盟国にどのような影響を及ぼすかを注視せねばなりません。かつて講義形式で大統領に同盟の重要性を説いたマティス氏のような智将が失われた今、トランプ氏の「衝動」が世界のパワーバランスを根底から揺るがす引き金になりかねないのです。

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