日産自動車は2020年2月13日、猛威を振るう新型コロナウイルスの影響を受け、国内拠点で生産調整を実施すると発表しました。対象となるのは、日産自動車九州、日産車体の湘南工場、そして日産車体九州の3拠点です。日産九州では、すでに予定されていた2020年2月14日と2020年2月17日に続き、2020年2月24日も稼働を調整することが決まりました。さらに、日産車体の湘南と九州の両工場でも、予定していた休日出勤が見送られる事態となっています。
ここで言う「生産調整」とは、市場の需要変化や部品の供給不足に合わせて、工場の稼働時間や生産台数を一時的に減らす管理手法のことです。今回は、中国からの部品供給が滞ったことが主な原因と言えるでしょう。ネット上のSNSでは「ついに国内の自動車製造にまで影響が出始めたか」「期間従業員の雇用や給与への影響が心配」といった、サプライチェーンの寸断に対する不安の声が相次いでいます。日産の足元を揺るがす深刻な事態に、多くのファンや市場関係者が固唾を飲んで見守っている状況です。
内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)は、今回の減産分について「2020年3月に稼働を振り替えて挽回する」との方針を強調しました。一方、すべての光源である中国現地では、花都工場や大連工場などが2020年2月17日以降に稼働を再開する予定です。また、襄陽工場と鄭州工場については2020年2月20日以降に順次再開を見込んでいます。トップ自らが「2020年2月中旬まで現地生産がストップしたため、業績へのダメージは避けられない」と認めるなど、緊迫した局面が続いています。
編集部の視点としては、11年ぶりの赤字という歴史的な苦境の中、今回の新型肺炎が追い打ちをかけた形となり、日産はまさに正念場を迎えていると感じます。しかし、危機の時こそ企業の真価が問われるものです。生産調整という迅速な損害コントロールを行い、2020年3月以降の巻き返しを明確に宣言した内田社長のリーダーシップには、再建への強い覚悟がうかがえます。部品調達の多様化など、強靭なサプライチェーンの再構築を目指し、この逆境を跳ね返してほしいと切に願います。
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