🌈光で都市を彩る! パイフォトニクスが放つ「ホロライト・レインボウ」が豊洲とまちづくりを変える

静岡県浜松市に拠点を置く光学機器メーカー、パイフォトニクスが、その卓越した光の技術を、これまでの主戦場であった産業分野から、空間やイベントを華やかに演出する領域へと本格的に展開しています。特に注目を集めているのは、東京・豊洲で進められている先端技術を活用したまちづくりプロジェクトへの参画です。これは、都市の抱える課題を新しいテクノロジーで解決しようという国土交通省の「スマートシティ」先行モデル事業にも選定されている、非常に先進的な取り組みでしょう。

パイフォトニクスは、この一大プロジェクトの中でも、人々の交流や活気を生み出す「にぎわいづくり」の分野で重要な役割を担っています。具体的には、来る2019年7月には、豊洲を巡る観光船に同社の演出用照明機器を設置し、実際に観光客を乗せてその効果を実証する予定です。池田貴裕代表は、「自社の技術力を世に示し、光のプロフェッショナルとしてのブランドを確固たるものにしたい」と、強い意欲を表明されています。

この光の演出技術は、すでに神奈川県逗子市の逗子海岸で行われたイベントでも活用され、打ち寄せる波に青い光を当てることで、見る者を惹きつける幻想的な光景を生み出し、大きな話題を呼びました。SNS上では、このイベントの写真が「まるでアートのようだ」「現実離れした美しさ」といったコメントとともに多数投稿され、その反響の大きさは、同社の技術が持つポテンシャルを物語っていると言えます。

そして、空間演出の新たな「主役」となるのが、2019年7月1日に発売される新型の照明機器「ホロライト・レインボウ」です。この製品は、アーチ状の虹色の光を鮮やかに映し出すことができる特殊な照明で、光源となる高輝度LED(発光ダイオード)と光学部品(レンズや鏡など光の進路を制御する部品)を大幅に改良しました。その結果、明るさは従来機に比べて最大で3倍にも向上しており、より鮮烈でクリアな光の演出を可能にしているのです。

特筆すべきは、旧型機では鮮やかな光を得るために複数の照明を重ねる必要があったケースでも、新型機であればたった1台で十分な効果を発揮できる点でしょう。しかも、この高性能化にもかかわらず、価格は税抜き20万円と、旧型機から据え置かれております。これは、顧客にとって導入のハードルを大きく下げる、非常に魅力的なポイントだと言えるのではないでしょうか。記念すべき1号機は、2019年7月6日にリニューアルオープンする浜松科学館に設置される予定です。

パイフォトニクスは、光産業創成大学院大学から生まれたスタートアップ企業として、2006年に浜松ホトニクス出身の池田代表によって設立されました。同社の最大の強みは、高輝度LEDやレンズなどの組み合わせにより、非常に複雑で多様なパターンの光を作り出す光学技術にあります。2018年9月期の売上高は1億9千万円でしたが、2019年9月期には2億円を突破する見込みで、着実に成長を続けている企業です。

現在の主力製品は、工場内で働く人々の安全を守るための安全対策用照明であり、売上高の8割以上を占めています。例えば、フォークリフトの車体に取り付けて、その周囲に立ち入り禁止エリアを光で示すといった用途で、製造現場における事故防止に貢献しています。今回の空間演出やライトアップ事業への参入は、同社の持つ優れた技術力を広くアピールし、企業としての知名度向上(世間への認知度のアップ)に大きく繋がることが期待されています。

空間演出という新たな事業の柱を育てながら、主力製品の販売拡大にも弾みをつけるという、まさに一石二鳥の戦略でしょう。最先端の光技術が、都市の景観や人々の生活にどのような彩りをもたらすのか、今後のパイフォトニクスの取り組みから目が離せません。

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