【四国】人手不足は続く!2019年4月度有効求人倍率に見る、瀬戸芸効果と各県の雇用情勢

2019年4月度の四国4県の有効求人倍率(ゆうこうきゅうじんばいりつ)が、前月と同じ水準の1.59倍で横ばいとなりました。これは、仕事を求めている人1人に対し、企業から何件の求人があるかを示す指標で、この数字が高いほど、仕事を見つけやすい「売り手市場」であることを意味しています。厚生労働省が2019年5月31日までに公表したデータによると、全体の数字は動きがありませんでしたが、県別に見ると香川県が上昇し、高知県が下落するという動きが見られました。

各県の労働局は、この結果を受けて、4県すべてで雇用情勢判断を据え置くという見解を示しています。これは、現状の雇用の状況に対する評価や見通しを前月と変えずに維持したということです。特に注目すべきは香川県で、有効求人倍率は前月比0.04ポイント増の1.83倍へと上昇しました。これは、新規の求職者数が前年同月比で2.9%減少したことが大きな要因でしょう。働き手となる人が減る中で、企業からの求人は依然として高い水準を保っている状況がうかがえます。

香川県では、2019年5月26日に閉幕した「瀬戸内国際芸術祭2019」(通称:瀬戸芸)の景気浮揚効果が期待されていましたが、製造業の食料品分野で新規求人をわずかに押し上げた程度にとどまり、全体への大きな影響は限定的だったようです。しかし、香川労働局からは「多くの企業から人手不足の声が聞かれており、この傾向は今後も続くだろう」という力強い見解が示されています。SNSなどでも「また求人情報が増えた」「この倍率なら転職しやすい」といった声が見られ、働き手にとっては有利な状況が続いていると感じられますね。

徳島県の有効求人倍率は前月と同じ1.54倍で推移しており、1.5倍を超える高水準を4カ月連続で維持しています。さらに、倍率が1倍超えとなる状況は実に70カ月連続という記録的な長さです。これは、徳島県における求人意欲の高さと、雇用の安定性が非常に高いことを物語っています。長期間にわたって「売り手市場」が続いていることから、企業は優秀な人材を確保するために、これまで以上に待遇や働きやすさといった面で魅力を高める必要がありそうです。

また、愛媛県も前月と同じ1.66倍を維持し、依然として高い水準を保っています。一方、高知県は前月より0.02ポイント下がり1.27倍となりましたが、それでも「売り手市場」を示す1倍を超えています。全体として、四国地方の雇用情勢は、一部の県で変動はあるものの、求職者にとって有利な状況が継続していると判断できるでしょう。特に香川県や愛媛県など、倍率の高い地域では、積極的にキャリアアップを考えている方にとって、絶好の機会が到来しているのではないでしょうか。四国全体で地域経済の活性化と雇用の安定が両立することを願っています。

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