綿半HDがEC事業を大改革!「PCボンバー」で建材通販を強化し工務店向け新サービスも展開へ

ホームセンターの運営などで知られる綿半ホールディングスが、インターネット通販(EC)事業を大幅に強化する方針を打ち出しました。今回の戦略は、これまでM&A(企業の合併・買収)によってグループに迎え入れた各社の強みを融合させるもので、ビジネスの効率化と拡大を同時に狙う画期的な試みとして注目されています。

同社は2018年12月に、パソコンや家電製品のネット通販で高い実績を持つアベルネットを約20億円で買収しました。アベルネットが運営する「PCボンバー」は、価格比較サイトでも常に最安値圏にランクインするほどの圧倒的な価格競争力を誇り、年間で約120億円を売り上げる実力派のオンラインショップです。

2019年10月24日にはスマートフォンでも見やすいようにサイトを全面刷新し、同時に専門業者向けの「PCボンバープロショップ」を立ち上げました。ここでは従来の家電だけでなく、ネジやクギ、電動工具といったDIY用品から本格的な木材などの建設資材まで幅広く取り扱い、検索性も大幅に向上しています。

現在は約4,000点にとどまる建材関連の品揃えですが、今後は一気に2万点規模まで拡充する計画を掲げています。SNSでは「PCボンバーで木材が買える時代が来るとは驚き」「職人やDIY好きにとって安く建材が手に入るのは嬉しい」といった、進化に対する驚きと期待の声が数多く寄せられました。

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FC加盟店を支える新サービスと今後の展望

さらに同社は、2019年に買収したサイエンスホームのネットワークを活かした取り組みも進めています。サイエンスホームは国産のヒノキを使った魅力的な木造住宅の設計や販売を手掛けており、全国に約120の工務店がフランチャイズチェーン(FC:本部が加盟店に営業権を与えビジネスを支援する仕組み)として加盟中です。

2021年3月期中には、これらの加盟工務店が住宅建設時に必要な資材や家電を低価格で一括調達できる専用サービスを開始する予定です。グループの物流や仕入れを統括する綿半パートナーズの木下晃専務は、「家を1軒建てるために必要な物品のすべてをネット販売で完結させたい」と熱い意気込みを語っています。

今回の施策は、BtoB(企業間取引)の通販市場が急速に広がる中で、アベルネットをネット事業の中核に据えた非常に賢明な戦略だと評価できます。多業種にわたるM&Aのシナジー効果を最大限に引き出す綿半ホールディングスの挑戦は、今後の流通業界におけるデジタル化の手本となるでしょう。

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