中東緊避の今が買い!東証マザーズなど出遅れ中小型株に潜む投資のチャンスとプロの選別術

中東地域の緊迫した情勢から巻き起こる地政学リスクにより、株式市場全体は一時的に不安定な動きを見せています。しかし、この波乱を逆手に取る敏腕投資家たちが今、静かに動き出しているのです。彼らが狙いを定めているのは、企業の成長力を1社ずつ徹底的に分析して銘柄を選び出す「ボトムアップ手法」による中小型株の買い付けです。特に2019年に株価の出遅れ感が強かった東証マザーズ市場の銘柄には、市場の歪みが生んだ絶好の投資機会が到来していると言えるでしょう。

この投資手法は、企業の財務状況や経営陣の能力を細かくチェックするため、世界情勢の不確実性に振り回されにくいという強みを持っています。SNS上でも「全体の暴落に巻き込まれただけの優良な中小型株は、まさにバーゲンセール状態だ」と、この動きに同調する個人投資家の声が目立っています。外部の雑音に惑わされず、企業本来の価値を見極める姿勢こそが、今の難しい相場を勝ち抜くための鉄則です。2020年1月11日現在、相場が大きく崩れた局面は、むしろ大きな利益を狙う好機に様変わりしています。

突出した実績を持つプロのファンドマネージャーも、この状況に強い手応えを感じています。過去に国内トップの運用成績を収めた日興アセットマネジメントの北原淳平氏は、イラン情勢の緊迫化で日本株が急落した2020年1月6日と2020年1月8日に、すかさず狙っていた銘柄を安値で買い付ける「押し目買い」を敢行しました。中東の地政学リスクは、国内の優れた中小型株の業績には直接関係ありません。こうした市場の錯覚による価格の歪みこそが、市場平均を上回る超過収益を生み出す源泉になるのです。

北原氏の強みは、徹底的に企業へ足を運んで経営者のリーダーシップを見極める姿勢にあります。先行きが読めない海外の政治リーダーの動向を予想するよりも、目の前の経営者と対話する方がはるかに確実だという信念は、非常に合理的で共感できます。現に彼が運用するファンドがトップの成績を維持している事実が、その正しさを証明しているでしょう。実際に彼が組み入れている広告会社のエードットは、2020年1月10日に上場来高値を更新しており、本物の成長株が持つ底力を市場に見せつけています。

他方で、東証マザーズ銘柄の多くが割安な水準で放置されている点も見逃せません。新興企業には赤字経営の会社も多いため、一般的な株価収益率(PER)ではなく、時価総額を年間売上高で割った「株価売上高倍率(PSR)」という専門指標がよく使われます。このPSRが2年前の2.8倍から現在は2.4倍にまで低下しており、現在のマザーズ市場は実態以上に過小評価されている状態です。日経平均株価の指標が順調に回復している動きとは対照的であり、ここに大きな投資のチャンスが眠っています。

有望な投資テーマとして注目したいのが、消費者の生活様式の変化や社会的な制度改革を捉えた企業です。例えば、書籍からスマートフォンへのシフトを捉えて漫画アプリを運営するAmaziaや、2020年4月から中小企業へ本格適用される残業規制に伴い、業務効率化システムを提供するチームスピリットなどの企業が挙げられます。激動する2020年は米大統領選なども控えており、世界的なニュースに一喜一憂しがちですが、こうした時代を捉える確かな選別投資こそが、これからの相場の主役に躍り出るはずです。

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