【穀物市場速報】東京トウモロコシ相場が一時反落!悪天候による「作付け遅れ」が価格に与える影響とは?

2019年6月6日の東京商品取引所におけるトウモロコシ先物相場は、前日の流れを引き継ぎ、一時的に価格が下落しました。この背景には、基となる米国シカゴ市場の相場が軟調に推移したことが挙げられます。しかし、市場関係者からは、この下落は一時的なものに留まり、「東京市場も再び上昇に転じるだろう」という強気の予測も出ています。

価格変動の鍵を握っているのは、世界最大の生産国であるアメリカ合衆国の状況です。現在、アメリカの主要なトウモロコシ産地では、異例の悪天候が続いており、農家による作付け(たねまき)の作業が記録的なペースで遅れています。このまま作付けが遅れると、最終的な収穫量、つまり減産につながるのではないかという観測が急速に広がり、これが将来的な需給の逼迫懸念、ひいては価格上昇の要因となっています。

この動きに対し、SNS上では「悪天候でトウモロコシが高くなるのは困る」「家畜のエサ代も上がるのではないか」といった、食料価格や畜産業への影響を懸念する声が多数見受けられます。トウモロコシは、食卓に上るだけでなく、飼料(家畜の餌)やバイオ燃料の原料など、非常に幅広い用途を持つ基幹穀物だからこそ、その価格動向は大きな注目を集めるのです。

筆者は、今回の価格変動を、単なる相場の調整局面として捉えるべきではないと考えています。気候変動が世界経済に与える影響は無視できません。異常気象による農作物の生産リスクが高まれば、私たちの日々の生活費や、食料安全保障(必要な食料を安定的に手に入れること)にも直結してくるからです。特に、シカゴ市場は、世界の穀物取引の指標となるため、この先、天候回復のニュースが出るか、あるいは作付け遅れの深刻さが一層明確になるかに応じて、相場は大きく振れることになるでしょう。

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