🔥【2019年6月最新】東京パラジウムが1カ月半ぶり高値!米・メキシコ関税延期で「供給不足」への関心再燃か?

2019年6月14日、東京商品取引所におけるパラジウム先物相場が、およそ1カ月半ぶりの高値を記録し、市場関係者の間で大きな話題となっています。同日の清算値は、前日から95円、率にして2%高い1グラム4,840円となり、これで8営業日連続の上昇を達成しました。この活況の背景には、トランプ米大統領がメキシコ製品への関税引き上げを延期すると発表したことがあり、これによって、自動車産業におけるパラジウムの需要が減少するのではないかという懸念が後退したためでしょう。

パラジウムとは、白金族金属に分類される貴金属であり、その用途の約8割がガソリン車の排気ガスを浄化するための触媒として使われています。世界的に環境規制が厳しくなる流れは加速しており、特に排ガス規制の強化は、自動車メーカーにとってパラジウムの需要を押し上げる大きな要因となるでしょう。一方で、主要な産出地が南アフリカやロシアなどに偏っていることもあり、産出量そのものは伸び悩んでいるのが現状で、世界的な供給不足の状態が続くとの見方が優勢です。

SNS上でも、今回のパラジウム価格の急騰に対して、「米中の貿易摩擦だけじゃなく、こういうニュースもやっぱり貴金属市場に影響するんだね」「供給不足が慢性化している金属だから、少しの需給の緩和材料でも大きく動くのが怖い」といった、市場の変動性に対する様々な反響が見受けられました。私の見解としては、短期的な価格変動はあれど、環境規制強化という世界的な大局の流れが続く限り、パラジウムの構造的な需給逼迫は解消されにくいでしょうから、今後もこの貴金属市場から目を離すことはできませんね。

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世界的な需給の引き締まりへ、市場の関心が集中

今回の価格上昇の直接的な引き金となったのは、米国とメキシコの間の貿易摩擦緩和の動きです。米国がメキシコからの輸入品に関税を引き上げれば、特に自動車関連の貿易量が減少し、結果としてガソリン車触媒の主原料であるパラジウムの需要が減退するのでは、との不安が市場にはくすぶっていました。しかし、関税引き上げ延期が発表されたことで、その懸念が一気に払拭され、市場参加者の関心は再び、パラジウムの需給の引き締まり、すなわち供給不足の懸念へと集まっている様子が窺えます。

国際的な指標となっているニューヨーク先物市場でも、パラジウム価格は連動して上昇しています。日本時間2019年6月14日の夕方の時間外取引では、パラジウムは1トロイオンスあたり1,443ドル前後で推移しました。これは、わずか1週間の間に6%近くも価値が上昇したことを示しており、東京市場だけでなく、世界市場全体でパラジウムの需要に対する強い期待が反映されていると言えるでしょう。この状況は、自動車業界の動向が、いかに貴金属市場に影響を与えるかを示す好例だと考えられます。

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