次世代スマホ「Galaxy Fold」からVR没入体験まで!欧州最大級の家電見本市「IFA 2019」が提示する驚愕の未来図

2019年09月17日、ドイツ・ベルリンの広大な会場は、世界中から集まった最新テクノロジーの熱気に包まれています。欧州最大の家電見本市「IFA」には、1900を超える企業が軒を連ね、昨年の会期中取引額が約5600億円に達したという数字からも、ここが単なる展示会ではなく巨大なビジネスの主戦場であることが伺えるでしょう。今年の会場で一際大きな注目を集めているのは、ついにベールを脱いだ韓国サムスン電子の折り畳み式スマートフォン「Galaxy Fold」です。

かつて発売延期を余儀なくされたこの意欲作ですが、改良を重ねて再登場したその姿は、まさに「スマホでもタブレットでもない新カテゴリー」を体現しています。閉じた状態ではスリムなリモコンのような持ち心地ですが、本を開くように展開すれば、7.3インチの広大な有機ELディスプレイが目の前に現れるのです。継ぎ目のない大画面を折り畳む感覚は、これまでのモバイル端末では味わえなかった新鮮な驚きを与えてくれるに違いありません。SNS上でも「未来が形になった」と期待の声が溢れています。

大画面化の恩恵は、地図の閲覧性や動画視聴の迫力だけに留まりません。画面を分割して複数のアプリを同時に操作できるマルチタスク機能は、動画を見ながらメッセージを返すといった現代的な使い方に最適化されています。不具合が指摘されたベゼルや画面保護についても、徹底的なブラッシュアップが施されている様子が伺えました。韓国を皮切りに欧米での展開が始まりますが、日本での発売についても今後の動向から目が離せない状況といえるでしょう。

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パーソナライズされる音響体験と凸版印刷が挑むVRの新境地

ソニーのブースでは、個人の身体的特徴に音を合わせる「究極のパーソナライズ」が提案されていました。スマートフォンのカメラで自身の耳の形をスキャンし分析することで、一人ひとりの耳に最適化された音響調整が行われます。実際に体験してみると、標準的なステレオ音源が、調整後にはまるで空間全体に音が広がるような圧倒的な臨場感へと変化しました。音を「聴く」だけでなく、自分だけの音空間に「浸る」という新しいリスニングスタイルが確立されつつあります。

さらに今回のIFAでは、日本を代表する企業の一つである凸版印刷が初出展を果たし、次世代通信「5G」時代を見据えた驚きのVR(仮想現実)技術を披露しています。特筆すべきは、ヘッドセットを装着せずに没入感を生み出す手法です。3面の大型スクリーンに囲まれることで、その場にいるような臨場感で盆踊りなどのコンテンツを視聴できる仕組みとなっており、従来のVRが抱えていた装着の煩わしさという壁を軽やかに飛び越えています。

この技術は、単なるエンターテインメントに留まらない大きな可能性を秘めています。すでに自動車業界の設計現場などで活用されているほか、文化遺産のデジタルアーカイブ化への応用も期待されているのです。精密な3次元計測に基づいたコンテンツを作成すれば、失われた古き良き街並みを散策したり、遠隔地の観光地を疑似体験したりすることも可能になるでしょう。5Gという高速道路が整備されることで、私たちの移動の概念そのものが書き換えられる瞬間が近づいています。

私自身の見解を述べさせていただくなら、今年のIFAは「スペックの向上」から「体験の変革」へと明確にフェーズが移ったと感じます。折り畳める画面も、個人の耳に合わせる音も、没入型VRも、すべてはユーザーにいかに深い感動を与えるかという一点に集約されています。技術が魔法のように日常に溶け込む未来は、もうすぐそこまで来ているようです。こうした革新的なデバイスが、私たちの生活をどのように豊かに彩っていくのか、これからの展開が楽しみでなりません。

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