2019年11月22日、大阪の「顔」とも言える大丸梅田店が、百貨店の常識を覆す画期的なプロジェクトを始動させます。5階の婦人服フロアを大胆に改装し、誕生するのは「michi kake(ミチカケ)」と名付けられた新ゾーンです。ここは単なるショッピングの場ではなく、女性特有の繊細な悩みや体の変化に優しく寄り添う、全く新しいコンセプトの売り場として注目を集めています。
これまで百貨店では少し控えめに扱われてきた「生理」や「性」に関するアイテム、そして更年期などのバイオリズムに焦点を当てているのが最大の特徴でしょう。17の専門店が軒を連ね、生理用品から漢方薬、サプリメントまでが一同に介します。SNS上では「百貨店で堂々と生理用品を選べるのは嬉しい」「体調の変化を相談できる場所が欲しかった」といった、期待に満ちた声が数多く寄せられています。
タブーを魅力に変える「フェムテック」への第一歩
今回導入される店舗のラインナップは、現代女性が抱える多様なニーズを反映しています。ここで注目したいのが、女性の健康問題をテクノロジーや製品で解決する「フェムテック」の考え方です。例えば、デリケートゾーンのケア用品や、快適さを追求したサプリメントなど、これまで「隠すべきこと」とされがちだった事柄に対して、美しくポジティブに向き合うためのツールが豊富に揃えられているのです。
百貨店が衣料品の売り場を削ってまでこの分野に注力するのは、中高年層から若年層まで、世代を問わず女性が自身の体と対話する時間を求めているからに他なりません。私自身、この試みは単なるビジネスの枠を超えた、社会に対する大きなメッセージだと感じています。女性が自分のコンディションを「満ち欠け」として肯定的に捉えられる場所があることは、日々の暮らしに大きな安心感を与えてくれるはずです。
2019年10月08日の発表以来、業界内外で大きな波紋を呼んでいるこの「michi kake」。専門知識を持ったスタッフとの対話を通じて、自分にぴったりのセルフケアを見つけることができるでしょう。自分へのご褒美を選ぶように、自分の体を労わるためのアイテムを選ぶ。そんな新しい豊かさを体験しに、11月のオープンにはぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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