共働き世帯の救世主!急成長するコインランドリー市場の最前線と異業種コラボの可能性

現代の忙しい生活を支えるインフラとして、コインランドリーがかつてないほどの注目を集めています。2019年11月13日に発表された「第37回サービス業調査」の結果によれば、同業界の売上高は前年比で4.5%もの伸びを記録しました。かつての「暗くて狭い」というイメージは完全に払拭され、清潔感あふれる空間が広がっています。共働き世帯の増加に伴い、週末に溜まった衣類をまとめて洗濯・乾燥させたいという切実なニーズが、この右肩上がりの成長を力強く後押ししているのでしょう。

業務用洗濯機の分野で知られるアクア(東京・中央)の分析によると、コインランドリーの市場規模は今や約1000億円という巨大な規模にまで達しています。さらに驚くべきことに、2019年中には全国の営業施設数が2万店の大台に乗る見込みとなっています。これは、コンビニエンスストアに迫る勢いを感じさせる数字といえるかもしれません。SNS上でも「毛布がふわふわに仕上がる」「家事の時短に欠かせない」といったポジティブな投稿が相次いでおり、生活に密着した存在としての地位を確立しています。

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業界を牽引する主要プレイヤーの躍進と新業態

市場の競争が激化する中で、首位を走るのは「コインランドリーデポ」を運営するダイワコーポレーション(横浜市)です。同社は7.3%増という高い成長率を誇り、業界の顔としての存在感を示しています。これに続くのが、3.4%増を記録し「エコランドリ・マンマチャオ」を展開するエムアイエスです。両社に共通しているのは、ユーザーが安心して利用できる環境作りを徹底している点でしょう。こうした企業の努力が、単なる「洗濯の場」を超えた新しい価値を生み出しているのは間違いありません。

ここで興味深いのは、コインランドリーが異業種と手を取り合う「提携」の動きが加速していることです。例えばフィットネス大手のティップネス(東京・港)は、2019年5月にスタートアップ企業と協力し、画期的な店舗を川崎市内にオープンさせました。この施設には洗濯機だけでなく、本格的な喫茶店も併設されています。トレーニングに励んでいる間に洗濯を済ませ、さらに美味しいコーヒーを楽しみながら休憩できるという、一石二鳥ならぬ「一石三鳥」の体験を提供しているのです。

このような「待ち時間」を有効活用するビジネスモデルは、これからの主流になるでしょう。私は、この現象を「タイパ(タイムパフォーマンス)」の究極形だと考えています。洗濯が終わるまでの30分から1時間を単なる空き時間と捉えず、消費の機会に変える発想は、現代人のライフスタイルに完璧にマッチしています。今後はスーパーやカフェ、さらにはコワーキングスペースなどとの融合がさらに進み、コインランドリーは地域の多機能コミュニティ拠点へと進化していくに違いありません。

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