ファミリーレストランの代名詞ともいえる「ロイヤルホスト」を運営するロイヤルホールディングスが、食の新たなスタンダードを提案します。2019年12月24日より、自社ブランドの冷凍食品「ロイヤルデリ」の販売を開始することが決定いたしました。この試みは、外食チェーンが培ってきたプロの味をそのまま家庭のテーブルへ届けるという、非常に野心的なプロジェクトです。
SNS上では「あのロイホの味が家で食べられるなんて夢のよう」「少し高くても品質が良いならストックしたい」といった期待の声が早くも溢れています。共働き世帯や単身者の増加に伴い、単なる時短ではなく「質」を求める消費者が増えている現代において、このタイミングでの参入は非常に理にかなった戦略だと言えるでしょう。2020年中には、グループ内の100店舗での店頭販売も予定されています。
「ロイヤルデリ」のラインナップは、スタート時で25品目という充実した品揃えを誇ります。ロイヤルホストでお馴染みのパスタやスープのベースなど、数分の加熱だけで本格的な料理が完成する点は驚きです。価格帯は1人前から2人前で500円から600円台が中心となっており、日常の贅沢として手に取りやすい設定がなされている点も見逃せません。
セントラルキッチンの技術が支える「本物」のクオリティ
この高品質な冷凍食品を支えているのが、同社が長年磨き上げてきた「セントラルキッチン」の技術です。セントラルキッチンとは、複数の店舗で提供する料理を1カ所で集中調理する施設のことで、味の均一化と高い安全性を両立させる心臓部と言えます。これまでもフランス発の高価格帯冷凍食品専門店「ピカール」へ商品を供給していた実績があり、その実力は折り紙付きです。
現在は湯煎(ゆせん)による調理が中心ですが、今後はさらに利便性を高めるため、電子レンジで手軽に温められるメニューを拡充していく方針だそうです。忙しい現代人にとって、お湯を沸かす手間さえ惜しい夜があるのは事実でしょう。ユーザーの利便性を追求しながら、レストランのクオリティを維持しようとする姿勢には、老舗ブランドとしての矜持が感じられます。
コンビニエンスストアのチルド商品と比較すると100円から200円ほど高めの価格設定ですが、私はこの「適正な価格差」こそが重要だと考えます。安さだけを追求するのではなく、信頼のブランドが保証する「安心感」と「感動する美味しさ」に投資する価値は十分にあります。将来的にはネット通販や一般の小売店との提携も視野に入れており、販路の拡大が非常に楽しみです。
「外食の楽しみを、内食(家庭での食事)へ」というこのシフトは、日本の食文化をより豊かに変えてくれるに違いありません。特別な日のディナーを彩る一品として、あるいは自分へのご褒美として、2019年12月24日の発売日にはぜひチェックしておきたい注目の新ブランドです。ロイヤルホールディングスが放つこの一手が、冷凍食品市場にどのような変革をもたらすのか、期待が高まります。
コメント