2019年12月26日の東京株式市場において、ソフトウェア開発大手であるサイボウズの株価が驚異的な躍進を遂げました。一時は前日比238円高となる1483円まで急騰し、2006年4月以来、実に約13年8カ月ぶりという歴史的な高値を記録したのです。
最終的な終値も14%高という堂々たる数字を叩き出し、東証1部の上昇率ランキングで首位に輝きました。この熱狂の引き金となったのは、前日に発表された2019年12月期の業績予想に関する「2カ月連続の上方修正」という、市場の予想を上回るポジティブなニュースです。
今回発表された2019年12月期の連結純利益予想は9億1900万円に達し、前回のレンジ上限であった8億3900万円をも大きく上回る形となりました。この上方修正とは、企業が以前に出した利益予測を「もっと稼げる」と上方へ書き換えることを指します。
好調の背景には、企業がインターネット経由で利用する「クラウドサービス」の契約が法人向けに伸び続けている点が見逃せません。さらに、予定していた広告宣伝費の一部が翌期へ繰り延べられたことも、今期の利益を押し上げる要因となった様子です。
SNSでも話題沸騰!個人投資家が注目する圧倒的な勢い
SNS上では「サイボウズの勢いが止まらない」「13年ぶり高値更新は熱すぎる」といった投稿が相次ぎ、多くの個人投資家がこの「連続上方修正」というワードに強い関心を寄せています。11月の修正時には反応が鈍かった相場も、今回は一気に火が付きました。
サイボウズは併せて、2020年12月期の連結純利益が6億4000万円から14億4000万円になる見通しも示しています。足元の好調ぶりが継続すれば、来期も再び予想の上限を突破するのではないかという強気な期待感が、市場全体を包み込んでいるのでしょう。
一方で、急激な株価の上昇に対しては警戒する声も上がっています。短期間に値を上げすぎたため、利益を確定させるために株を売る投資家も増えると予想され、目先は買いと売りのバランスが崩れる「需給の悪化」も懸念されている状況です。
私の視点では、単なるコスト削減による増益ではなく、主力事業であるクラウドが確実に支持を広げている点にサイボウズの真の強さを感じます。まさに今、働き方改革を支えるインフラとしての地位を確立しつつあると言っても過言ではないでしょう。
今後は、来期の業績がどれほどのスピードで進展していくのかを注視しながら、激しい値動きに備える必要がありそうです。2019年12月27日現在の熱気そのままに、同社がどのような成長曲線を描くのか、目が離せない展開が続くと予想されます。
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