大手電機メーカーであるパナソニックが、2019年6月24日、東京都品川区の天王洲に、最新技術と文化が融合する新たな複合施設「TENNOZ Rim(テンノウズリム)」の営業を開始いたしました。遊休施設をリノベーションして誕生したこの施設は、単なる場所貸しに留まらず、同社が培ってきたIoT(アイ・オー・ティー:モノのインターネット)技術を発信する重要な拠点となる見込みです。施設の企画・運営は、三菱地所レジデンスおよび寺田倉庫と共同で行っているそうです。
この「TENNOZ Rim」は、延べ床面積約1,350平方メートルを誇る2階建ての建物で構成されています。特に注目すべきは2階部分に設けられたコワーキングスペースでしょう。ここでは、複数設置されたIoTセンサーが人の動きや施設の利用状況を細かく感知するのです。これにより、照明の明るさや空調設定、さらには空間に流れる映像までが自動的かつ最適に変化する、未来志向の空間演出が実現されていると言えるでしょう。
この施設内には、センサーが収集した人々の位置情報や利用状況データに基づき、照明などの調整における最適なソリューションを研究するためのラボが併設されています。このラボでは、施設利用者のリアルな声やフィードバックを参考にしながら、日々のシステム改良が進められています。このような「生きた実験場」としての機能を持つことは、従来のオフィスやスペースとは一線を画す、大きな魅力だと思います。
また、最先端の技術を体験できる試みも多く取り入れられています。例えば、外部の騒音や視界を遮断できる、発売前のウェアラブル端末(着用可能な情報通信機器)が利用者に提供されています。さらに、2019年9月には、利用者の3次元アバターを短時間で作成できるフォトスキャナーが設置される計画もあり、訪れる人々は常に最新のイノベーションに触れることができるでしょう。
このパナソニックの新たな挑戦に対して、SNSでは「遊休施設活用として素晴らしいアイデア」「技術を体験できるコワーキングは行ってみたい」といったポジティブな反響が多数見受けられます。場所を提供するだけでなく、技術開発のプラットフォームとして利用者を巻き込むという姿勢が、多くの人の関心を惹きつけているようです。個人的には、利用者からのフィードバックをすぐに研究・改良に活かすというアジャイル的な開発体制が、より魅力的なサービスを生み出す鍵になると強く感じています。
パナソニックは、この「TENNOZ Rim」でのノウハウを、全国に所有する遊休地の再活用におけるモデルケースとしていく方針を示しています。この施設から、技術と文化が融合した新しいワークスタイルや、地域活性化のヒントが生まれてくることを期待したいですね。この先進的な拠点が、今後のIoTやコワーキングスペースのあり方に大きな影響を与えることになるでしょう。
コメント