渋谷の朝が変わる!早起きコミュニティ「朝渋」が提唱する、肩書を脱ぎ捨てた新しいつながりの形

2019年12月の冬の朝、午前7時30分。昨夜の喧騒が嘘のように静まり返り、柔らかな光が差し込み始めた東京・渋谷の道玄坂に、活気に満ちた一角がありました。おしゃれなブックカフェに集まったのは、出勤前のスーツ姿の人を含む男女およそ30名です。彼らは、渋谷を拠点に「早起き」を起点とした新しいライフスタイルを実践するコミュニティ「朝渋(あさしぶ)」のメンバーたちなのです。

この「朝渋」は、ただ早起きをするだけの集まりではありません。話題の著者を招いた読書会や、数人のグループで早寝早起きを報告し合いながら、朝の貴重な2、3時間を活用して勉強に励むなど、その活動は多岐にわたります。2016年の発足以来、この活動を通じて朝型生活への転換に成功した人は、すでに400名を超えているというから驚きですね。

運営会社「Morning Labo」を率いる「5時こーじ」こと井上皓史さんは、2020年1月1日現在27歳。幼少期から朝型だった彼は、会社員時代に「早寝早起きで仕事をさせてほしい」と上司に直談判し、実際に成果を上げた経験の持ち主です。当初は個人のライフワークとして始めた活動が、今や多くの現代人を救う大きなムーブメントへと成長しました。

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肩書を忘れて「素の自分」に戻れる、都会のオアシスのような空間

SNS上では「朝から活動することで1日の充実度が全く違う」「会社以外の居場所が見つかった」といった、ポジティブな反響が数多く寄せられています。朝渋の最大の特徴は、社会的な立場や年齢、職業といった「肩書」が一切関係ないことでしょう。ここでは、仕事の役割という重荷を一度肩から降ろし、一人の人間としてフラットに向き合うことができるのです。

参加3年目を迎えた会社経営の中村勇気さんは、仲良くなってからようやく「ところで、仕事は何をしているの?」という会話が始まる空気感を大切にされています。また、フリーランスの須崎千春さんも、立場を超えて心許せる友人ができる喜びを語ってくれました。この場所は、まるで早朝の公園(園)のような、自由で開かれた心地よさに満ち溢れています。

従来の「朝活」といえば、オフィス街での資格勉強やスキルアップという、どこか義務感の漂うイメージが強かったかもしれません。しかし、朝渋はランニングや英語など、やりたい人が自由に手を挙げる「部活動」スタイルを取り入れています。上下関係のないこの緩やかなつながりは、孤独を感じやすい現代社会において、まさに心の支えとなる「援(えん)」と言えるでしょう。

私は、こうした「サードプレイス(家庭でも職場でもない第3の場所)」が朝に存在することに、現代の希望を感じます。夜のイメージが強い渋谷が、早朝からこれほどまでに清々しく覚醒しているのは、彼らが自らの意志で人生のハンドルを握っている証拠です。2020年、新しい年の始まりとともに、あなたも早起きから始まる「5つの縁」を探してみませんか。

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