北海道を駆け抜ける新幹線での旅が、より快適で便利なものへと進化を遂げます。JR北海道は2019年12月26日から、北海道新幹線の新函館北斗駅から木古内駅間に位置するトンネルの一部において、携帯電話の通信サービスを開始することを発表しました。今回新たに電波が届くようになるのは約11.9キロメートルの区間で、旅行者やビジネスマンにとって待望のニュースと言えるでしょう。
今回の整備によって、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの主要3キャリアを利用しているユーザーは、走行中の車内でも途切れることなく通信が可能になります。これまでは電波が遮断されがちだった場所でも、メールの送受信やSNSの閲覧がスムーズに行えるようになる見込みです。ネットワークの「空白地帯」が解消されることは、現代の移動空間において非常に大きな付加価値をもたらすに違いありません。
青函トンネルに続く快挙!総延長の約7割が通信可能に
北海道新幹線における通信網の整備は、着実にステップアップを続けています。2019年9月5日には、すでに世界最長の海底トンネルとして知られる青函トンネル内での接続がスタートしており、大きな話題を呼びました。今回のエリア拡大により、新青森駅から新函館北斗駅の間にある全トンネル区間(約97キロメートル)のうち、およそ7割に相当する場所でモバイル通信が利用できる計算となります。
SNS上では「新幹線での仕事が捗るようになる」「退屈なトンネル区間で動画が見られるのは嬉しい」といった喜びの声が上がっています。その一方で、トンネル内での通話マナーを懸念する意見も散見され、利便性の向上に伴う新しい乗車ルールの浸透も重要視されています。ネット環境の充実が、乗客の満足度を左右する決定的な要素になっていることは、今の時代の象徴的な動きだと私は考えます。
ここで言う「エリア拡大」とは、基地局から発せられる電波をトンネル内部まで引き込むための特殊な設備を設置し、通信圏外を解消する施策を指します。鉄筋コンクリートや岩盤に囲まれた空間は本来電波を通しにくいのですが、技術の進歩によって地上と変わらないデジタル体験が可能になりました。残された約30キロメートルの区間についても、今後の工事によって順次解消される予定となっています。
移動中の時間をいかに有効活用するかは、現代人にとって共通のテーマです。JR北海道が推進するこのプロジェクトは、単なるインフラ整備を超えて、北海道観光の魅力やビジネスの効率を底上げする重要な鍵となるでしょう。全線開通に向けた通信環境の完全制覇が待ち遠しい限りですが、まずは今回の拡大によって、2019年の冬の旅がより彩り豊かなものになることを期待しています。
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