山形県で地域の未来を大きく変える画期的な取り組みがスタートしました。山形市を中心とした近隣の12市町は、2020年1月9日に「山形連携中枢都市圏」の形成に向けた連携協約を締結したのです。この動きに対し、SNS上では「これからの時代に必要な先進的な取り組みだ」「地域の個性が消えない合併以外の選択肢が増えるのは嬉しい」といった、期待を寄せる好意的な声が数多く上がっています。
今回注目されている連携中枢都市圏とは、人口減少や少子高齢化が進む中で、中心的な都市と周辺の自治体が手を取り合い、1つの大きな経済圏を構築する国の制度を指します。従来の市町村合併とは異なり、それぞれの自治体が持つ独自の行政権や独立性を維持したまま、広域で協力し合える点が最大のメリットと言えるでしょう。各地域の文化や歴史を守りながら、一体となって地域の活性化を目指す柔軟なシステムなのです。
独立性を保ちながら地域の生活基盤を強固にするメリット
対象となるのは上山市、寒河江市、村山市といった山形市を取り囲む魅力的な自治体です。締結式で山形市の佐藤孝弘市長は、少子化や高齢化という深刻な課題に立ち向かい、住民の生活基盤をしっかりと支えていく決意を力強く語りました。高度な医療体制の確保や教育環境の充実、さらには広域での経済振興など、1つの自治体だけでは解決が難しい難題も、スクラムを組むことで効率的に推進できる見込みです。
この制度のもう1つの大きな強みは、国から活動のための財源が交付される点にあります。資金的なバックアップを得て、2020年度からは具体的な事業がいよいよ本格的に始動する予定です。単なるお題目にとどまらず、実効性のある施策が展開されることで、住民が暮らしやすさを実感できる機会は確実に増えるのではないでしょうか。地方が生き残るための非常に賢明な選択だと評価できます。
これからの地方自治が目指すべき理想的な協力のあり方
筆者は、この連携が今後の日本における地方創生のスタンダードになるべきだと確信しています。これまでは競合しがちだった近隣自治体が、強みを補い合う関係へとシフトすることは、地域全体の価値を底上げするために不可欠だからです。山形県独自の豊かな自然や観光資源が、この広域連携によってさらに磨かれ、国内外へ強力に発信されることを期待してやみません。地方の底力を世界に示す素晴らしい一歩となるはずです。
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