静岡・浜松「やらまいか精神」が令和に奇跡の復活!開業率改善の裏にある熱い起業家コミュニティの正体とは?

2020年01月07日、静岡県の経済成長を占う上で見逃せないデータが飛び込んできました。かつてスズキやヤマハといった世界的企業を輩出しながらも、近年は起業の停滞が叫ばれていた浜松市で、開業率が劇的に改善する兆しを見せているのです。ネット上でも「浜松の挑戦する文化がまた熱くなってきた」「地方創生の理想的なモデルケースだ」と、大きな盛り上がりを見せています。

この奇跡的な復活の原動力となっているのが、現地の若き起業家たちが結成した熱いコミュニティです。遠州地方には、何事にも果敢に挑戦する心意気を指す「やらまいか精神」という伝統的な気質があります。しかし、ものづくり拠点として成熟した結果、安定に甘んじて挑戦を忘れる空気が漂っていました。リーマン・ショック直後の2009年度には、浜松市内の開業率が3.6%まで落ち込み、廃業率を下回る深刻な事態に陥っていたのです。

そんな閉塞感を打ち破ったのが、政府が主導する起業家育成プログラム「始動」での快挙でした。これは米国のシリコンバレーへ派遣される人材を育成するもので、全国でわずか20人しか選ばれない超難関として知られています。なんと浜松からは2019年までに4期連続で選出者が出るという、地方都市としては異例の快挙を成し遂げました。2019年12月に選ばれた袋井市の貿易商社「TSK」の窪野茂氏も、このコミュニティに魂を揺さぶられた一人です。

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孤立を防ぐ「メンター」の存在と、地域を巻き込む新たな交流拠点

浜松の復活において、私は「メンター」と呼ばれる指南役の存在が決定的な役割を果たしていると考えます。メンターとは、起業家の相談に乗り、専門的な知識や精神的な支えとなる助言者のことです。世界的なメーカーである浜松ホトニクスの昼馬明社長もその重要性を説いていますが、現在の浜松では行政だけでなく、池田貴裕氏や杉浦直樹氏といった現役の起業家たちが自発的にその役割を買って出ています。

彼らは2019年夏に、専門的な助言や交流ができる拠点「ザ ガレージ」を設立しました。2019年12月中旬に開催されたイベントには、県外からも多くの人々が集まり、会場は熱気に包まれました。素晴らしいのは、スズキのような大企業も巻き込んでいる点です。孤独になりがちな起業家が繋がれる仕組みこそ、現代の「やらまいか精神」の正体であり、日本の地方都市が目指すべき理想の姿がここにあると確信しています。

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