2020年1月9日付で大阪高等検察庁のトップである検事長に就任した榊原一夫氏が、2020年1月15日に記者会見を行いました。会見の席で榊原氏は、社会の安全や安心に対してしっかりと貢献していくためにも、検察が持つ組織としての実力をいっそう高めていきたいという力強い抱負を語っています。
特に注目されたのは、2019年に大阪地方検察庁の管轄内で相次いで発生した、被告の逃走事件への言及です。当時は、身柄の収容手続きを行っている最中や、護送されている途中の被告が逃げ出すという、市民の日常を脅かす重大なトラブルが立て続けに起こってしまいました。
榊原検事長は、この事態によって近隣住民の皆様に多大な不安を抱かせてしまった事実を非常に重く受け止めていると真摯にコメントしています。すでに打ち出されている再発防止策などを確実に踏まえながら、今後の具体的な対応を迅速に進めていく方針を示しました。
検察組織において、検事長は全国に8つある高等検察庁の長を指し、管轄内の検察事務を統括する非常に重要なポジションです。榊原氏は2013年4月から法務省入国管理局長を務めたほか、最高検公判部長や大阪地検検事正、福岡高検検事長といった要職を歴任してきた、まさに実務経験豊富な頼れるリーダーといえます。
このニュースに対し、SNS上では「相次いだ逃走劇には本当に恐怖を感じていたので、今度こそ徹底的に体制を見直してほしい」といった、当時の不安を思い出す声が数多く寄せられました。同時に、「これまでの豊富なキャリアを活かして、関西の治安をしっかりと守ってほしい」という新トップへの期待感も渦巻いています。
市民の平穏な暮らしを守ることは、法執行機関における最優先の使命であるべきだと私は考えます。相次いだ不祥事によって一度失墜してしまった検察への信頼を回復させる道は決して容易ではありませんが、榊原氏のような実績のあるトップの指揮のもと、組織が生まれ変わることに大いに期待したいところです。
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