投資の世界に今、新しい風が吹き荒れています。農林中央金庫は2020年01月06日、環境や社会への貢献度を重視する「ESG」の視点を取り入れた、日本初となる革新的な不動産運用商品の販売をスタートさせました。この取り組みは、環境負荷の軽減や働く人々の健康的な環境づくりに力を入れている不動産投資信託(REIT)を厳選して分散投資を行うものです。まずは自社で100億円を投じて運用を開始しており、今後はプロの投資家向けだけでなく、一般の個人向け投資信託としての開発も視野に入れているといいます。
ここで注目したいのが、投資先の選定基準として導入された「GRESB(グローバル不動産サステナビリティ・ベンチマーク)」という国際的な指標です。これは、不動産会社やファンドがどれだけサステナブルな活動をしているかを評価する世界共通の物差しを指します。具体的には、ビルなどの建物におけるエネルギーの消費データや、太陽光をはじめとする再生可能エネルギーを自社で生み出しているかといったポイントが厳しくチェックされます。この厳しい基準をクリアした優秀な銘柄だけが、今回の投資対象として選ばれる仕組みです。
現在、東京証券取引所に上場しているREITは全部で64本存在しますが、そのうち約40本がこの新しい商品の組み入れ候補になる見込みです。開発はグループ会社である農林中金全共連アセットマネジメントと共同で進められました。気になる運用パフォーマンスについても、市場全体の平均を示す東証REIT指数と同等か、それ以上の高い収益率が期待できるとされています。環境に配慮しながらも、しっかりと利益を追求できる仕組みが整っている点は非常に魅力的だと言えるでしょう。
SNSをはじめとするネット上でも、このニュースは大きな話題を呼んでいます。「ついに日本の不動産投資にも本格的なESGの波が来た」「環境に良いビルに投資できるのは気持ちが良いし、今後のスタンダードになりそう」といった、好意的な意見が目立ちます。利益第一主義だったこれまでの投資スタイルから、社会貢献度も同時に重視する時代への変化を、多くのユーザーが歓迎している様子が伝わってきます。投資を通じてより良い社会を作りたいという人々の願いが、如実に反映された結果ではないでしょうか。
私自身の見解としても、今回の農林中央金庫の試みは日本の金融市場を大きく前進させる金字塔になると確信しています。これまでは「環境配慮=コストがかかって儲からない」という古いイメージが少なからずありましたが、市場平均以上のリターンを目指せる今回の商品は、その偏見を見事に打ち破る可能性を秘めているからです。企業の社会的責任が叫ばれる現代において、こうした先進的な投資商品が普及することは、日本の街づくりそのものをより美しく、そして持続可能なものへと変える素晴らしい起爆剤になるはずです。
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